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Ferrari: フェラーリ

すべてはGoogle先生の仰せのままに。フェラーリで道なき道を行く

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フェラーリで日帰り軽井沢ドライブ

大体のことにおいて私の行動は思いつきです。

またしても唐突に、美味しい『くるみ蕎麦』を食べたくなったので「ねえねえ、ちょっと軽井沢(正確には佐久)までくるみ蕎麦を食べに行かない?」と夫を誘います。

そんな私の突然の提案に対しても「はぁ?」とか言わずに、「そうだね~、じゃあ行っちゃおうか」と言ってくれる夫には本当に常に感謝です^^

しかし。そんな夫でさえも「都内から軽井沢まで往復するのに、ただくるみ蕎麦を食べるだけではちょっと物足りない」と思ったらしく、もう1つ他の予定も一緒に組み込む計画をしたようです。

それが『約20年前に軽井沢で偶然出会った、軽井沢でペンションオーナーをされている方に会いに行く』こと。

では、とにかくまずは出発したいと思います!

今回は本当に良いお天気で、暑すぎず、寒すぎずの晴天だったので、オープンカーで行こうとフェラーリ・カリフォルニア T で行くことに。

A110のブルーアルピーヌメタリック

アルピーヌA110さんも気持ち良さそうに走られていました。こちらの『ブルー・アルピーヌ・メタリック』という青色、とっても綺麗な色なので、遠くに見えても一目で「あ、A110来た!」ってわかります。

こうして後ろから見ると、結構ディフューザーが見えるものですね~^^

ちなみにこちらのA110さん、読み方は「エーワンテン」だそう。

さて、この橋を見ると「あ~軽井沢に来たな~」といつも思います。

前述のペンションオーナーの方と軽井沢で偶然に出会ったのが約20年前。あの時は、この橋をBMWのZ3で渡っていったことを今でも鮮明に覚えています。もっと橋が白かったような。汚れた(笑)?

そのペンションオーナーの方とは、本当に偶然に出会ってから、なんだかよくわからない流れで、みんなで遊びに行くことになり…たった1回だけ、軽井沢でその方ふくめ初対面の皆さんと一緒に遊ばせて頂いたことがあったのです。

何をしたかというと…軽井沢某所にある天文台(プライベート)に、皆で夜空を観に行ったという^^

この時の夫と私は、まだ結婚もしていない頃です。ペンションオーナーの男性は私の親くらいのご年齢。

その頃はまだスマホとかも普及していなくて、年配の方がメール等を気軽に扱われる時代ではなかったので、その時、軽井沢でお別れしてから、そのままになってしまっていました。

そんなペンションオーナーさんのことを、夫がふと唐突に思い出し、彼が経営していると言われていたペンションの名前を一生懸命思い出し検索してみると、今でも営業されているようでしたので、これはもうあの当時、とても楽しい時間をすごさせて頂いたお礼と、ご挨拶に伺ってみようと、アポなしで行ってみることにしたのです。

私にしてみたら、私が唐突に「くるみ蕎麦を食べに行こう!」と言うのも変かもしれませんが、夫がこれまた唐突に20年前に出会った方を思い出し、会いに行こうと言ったことが、本当にあまりに唐突すぎて不思議でした。

ドライブ目的地は嬬恋方面(北軽井沢)

ペンションの所在地は、軽井沢からさらに30分ぐらい走ったところにある北軽井沢の方となっていました。

行き方が分からないので、カーナビを使いたいのですが、フェラーリのナビゲーションといったら、本当にこれ、もう、あの、こう言っては申し訳ないですが『何の役にも立ちません』(笑)。あ、言っちゃった。

というわけで、助手席にいる私がスマホでGoogle先生にナビをお願いすることにしました。

この季節の軽井沢の新緑は本当に気持ちが良いです。

緑の中を走り抜けてく真っ赤なフェラーリ。ん?なにかメーカー違う気がするけど、まあ気にしない^^

とっても気持ち良い中を走り続けていると、だんだん道がちょっとした森の中みたいになってきました。

沢山のペンションの名前が書かれた表示が出てきたので、なるほど、こういう道の奥に入るとペンションが沢山あるんだろうな、なんて思って進んでいきます。

我が家は軽井沢では泊まるところが決まっていて(ペンションではないので)、なかなかこういう森の奥深くまで来ることがありません。

と、 だんだん本当に道がひどいことになってきて「ここ、絶対来ては行けないところでは」という感じに。すでに道も舗装されていない…。

え?Google先生、ここ進むのですか?本当に?

以前、Google先生に物凄い道を案内され、ポルシェ911 GT3で八方塞がりになって困った体験をしたことがある私。

それでも未だにGoogle先生を厚く信頼しています。そんな私を、人々は頭が弱…いえ、一途な人だと思ってくれているに違いありません。

フェラーリで森の中をドライブ

運転している夫から「これ、本当にこのまま進んでいいの?Uターンした方が良くない?」と言われたものの「うーん、他に道ないんだよね~。まあ、もうちょっと行ってみようよ」と、私とGoogle先生のテキトウなナビゲーションで進むフェラーリ。

いやいやいや、でもやはり、これ、フェラーリとかで通るべき道ではなかったです(笑)。

だんだん道がなくなってきて…もう林道…。最後は…うぇ、もうすでに道がない「草むら」になった(笑)。言ってみれば行き止まり。ありえない~。※マップ上では、結構大きい道に見えている道路が続いている…。

…って、もっと前に気づきなさいって?そうですよね、Google先生ったら、また試練をお与えになるなんて(え?ナビを伝えていた私の問題(笑)?)。

Google先生、もっと優しくしてください、こんなに一途に信用しているのだから^^

ところで、数日前にニュースになっていましたが、Google先生、道路の速度制限や、取り締まりのカメラの位置などもマップ上に表示することを始められるようですね。

先日、夫がグーグルマップを見た時に、そういった情報が表示されて「あれ?」って思っていたところでした。

こういった情報表示も大変有益で助かりますが、まともに走れる道のみを表示する、というオプションも欲しいところです…^^

結局、なんとか森の中でUターンをし、来た道を戻り、今度はGoogle先生に頼らず、ただGoogle Mapを見ながら、大きな道を目指して走りました。

ペンションの位置に対して、大通りから入っていけるようなルートを見つけ、これもそんなに良い道ではなかったものの、なんとか無事到着!良かった^^

オーナーが好きそうなお酒を持って、ペンションをピンポン。いるかな…。

と。おお。オーナーさん、いてくれました!感動の再会。

こちらから「あの時、一緒に天文台に行った者です」とご挨拶すると、しっかり覚えていて下さって「あーー!あれから、毎年、一緒に行った人と『あの時、天文台行ったねぇ』って話していましたよ」と言って下さいました。

そして、なんと驚いたのがネット上ではまだ普通に経営されているように見えていましたが、実はゴールデンウィーク明けを持って、ペンションをクローズしてしまったところだったそうです。もうオーナーご夫妻が高齢になられたこともあり。

ペンションの買い手も決まっていることもあり、近いうちに他県にお引っ越しされるところだったそうです。

よって、今回、夫が唐突に「会いに行こう」と言ったのは、本当に「何かを感じた」のだろうと、この時思いました。この時、訪問していなければ、もう一生お会いすることが出来なかった。

20年来、過去1度しかお会いしたことがない方ですが、たったその1度の出会いが、今でも語り継がれるほど楽しいもので、その出会いが、きっと私たち夫婦の今の形を作ってくれている1つの要素でもあるかもしれずで、そんな、その時に出会ったオーナーさんが今までずっとご夫妻で経営されてきたというペンションを手放されるということを聞き…、なんだか、色々な思いが重なって、思わず涙。

東京からいきなり20年ぶりに訪ねてきて、いきなり泣かれても困られたかと思いますが(ごめんなさい^^)、本当にこの時、また再会できたこと、連絡先の交換が出来たこと、オーナーさんの想い、20年という長い月日の流れ、色々なことがまざって、本当に、なんていうか感動のひと時でした。

…と、感動の再会が出来たあと、また次なる未来へ進むべく、私たちはオーナーさんとさようならをして、佐久市へ向かいます。

ちなみに、物凄い森の道の中を走ってきたフェラーリ、確認したところ傷もなく、タイヤのところが泥とゴミっぽくなっただけで済みました。良かった^^

鬼押ハイウェイを走る

行きに、あまりにひどすぎる森の中の道を走ったので、もう帰りは間違えることなく、整備された道をちゃんとしっかり走りたい!ということで、お口直しに(?)有料道路へ。

ここ、ポルシェの軽井沢ラリーで走って以来かも?あの時は皆さん、めちゃめちゃ速くて恐ろしかった(笑)。それもまた良い思い出。

佐久に向かう途中に出会ったバスには「佐久市に来い!!」って書かれていて、思わず「わ、ハイ、今から行きます!」って返事しちゃう(笑)。

佐久市について、唐突にどうしても食べたくなったくるみ蕎麦をしっかり、食べることが出来たのでした。あ~幸せ。くるみ蕎麦、美味しい^^

私、担々麺が好きなのですが、担々麺好きな人って、いわゆるゴマペーストが好きな方が多いと思っていて、それがまた、くるみペーストに通じるものがあるかと思うのです。

なので、きっと担々麺好き=くるみ蕎麦好き、なのでは。違うかな^^?

フェラーリを初運転!

さて!!ペンションオーナーさんとも再会できて、くるみ蕎麦も食べることが出来たので、早々に都内まで戻ります。そして、この帰り道。私にとって、とても大きな初体験がありました。

そう、それは「フェラーリ・カリフォルニアTを初運転したこと」です!!

今まで、フェラーリは(私では)フロントが良く見えない、幅の感覚が怖い、などの理由で運転したことがありませんでした。今でも都内を走る勇気はまだないのですが、高速道路の「パーキングエリアからパーキングエリアの間」であれば、そんなに難しくもなく走ることが出来るのでは?と思い、今回、初ドライブ!

軽井沢からの帰り道、横川PA(もちろん釜めしゲット)から、三芳PAまでの区間を私の運転で走りました。んーー、初フェラーリ運転。ちょっと感動~^^!

まず驚いたのが、ハンドルが軽いこと。ポルシェに慣れていると、その感覚で無意識に運転すると、ついフェラーリをゆらゆらさせてしまうのではないかと思えるほど。いつも以上にしっかりとハンドルを前に押し付ける形で運転しました。

そして、フェラーリ、オソロシイ。

何がオソロシイって…。踏み込んだりすれば、それはもちろん、物凄い速度が出て「おおおー気持ちイイ!」ってなるのですが、そういう時ではなく、普通にのんびり走っている時が恐ろしい。

というのも、普通にぼーっと運転しているだけで、ふと気づくと物凄い速度が出ていたりする^^ いたって自然に「え、そんなに出てたの?」と、速度を感じないほどなのに、実際には速度が出ているという。フェラーリからすると「この程度の速度は、当たり前に出ちゃうのね」という感覚が凄かったです。

途中、ポルシェ718ケイマンSさんにも遭遇。遭遇した途端、私はPAに入ってしまったので、一緒に走ることがほぼ出来ず残念でした。

フェラーリの運転はとても楽しかったです。でも、もう1つ、フェラーリの運転で困ったことが。それが何かというと「皆さんがどいてくれる」ということ。

初フェラーリ運転で、まだ慣れてもいなかったので、誰かのうしろについて走らせてもらおうと思って、前の車との車間距離をめちゃめちゃ開けてついていっても、前にいる方がバックミラーでフェラーリをとらえたかな?と思った瞬間、どいてくれちゃう感じだったのです。

そうすると、私は進むしかなく…。ううーーん、誰かについていきたいのに、ついて行かせてもらえないぃぃ~。これが、いわゆる「速い車の運命」なのでしょうか。運転しているのが私なので、速い車ではないのにぃ(涙)。

というわけで、たまに追い越し車線で踏み込んで楽しんでみたり、そんなことを続けてちょっと緊張して疲れたら、真ん中車線に入ってのんびり走行したりしました^^ 楽しかった!

今回が初のフェラーリ運転だったので、慣れの問題もあるでしょうけれど、私はポルシェが1番しっくりくるかな。ポルシェの運転が、やっぱり私にとっては1番楽しいです^^ でもせっかくなので、これからフェラーリの運転も少しずつ楽しみたいと思います。

911Supercars上


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