.44マグナム弾さえも貫通させない
こんな会社があるの知りませんでした。
AddArmorというショップ(?)で、色々な車たちをとにかく防弾とかの仕様に変えてくれるというサービスを提供しているところ…のようです。アメリカですが。
サイトにアクセスすると「どうしてこんなことするの?(車を防弾車両にしたりすることについて)」と書かれていて、その答えは:
- We don’t like bad guys (悪い人たちが嫌いだから)
- We like protecting good guys (良い人たちを守りたいから)
と、まあ、いたってシンプル。
いや、真剣なビジネスだとは思うのですが、平和な世界にいながらこのサイトを見ていると、つい、ふふふって笑っちゃう…のは、やっぱり今、自分自身がいかに平和で幸せな生活を送ることが出来ているのかということなのかな^^
大統領専用車などの車両は国が防御装備がされたものをちゃんと用意されると思うわけなのですが、企業トップや芸能人、トランスポーター(違う)などはこういった企業に個人で発注するのかな??
提供されているサービスにもレベルがあって、「車を盗難から守るパッケージ」くらいのものから…
上位サービスになると「フルプロテクションパッケージ」となり、そこには「誘拐される恐れ、車を爆発させられる可能性がある人向け」みたいな説明が。
だ、誰向けなの…。
まあ、でもそういうニーズもきっとあるわけで、あるニッチな世界においては非常に重要なサービスなのかもしれません。
装甲仕様のフェラーリ458スペチアーレ
さて今回、ニュースになっていたのが『ジェームスボンドがもしイタリア人だったなら、これに乗っていたでしょうね』と言われているフェラーリ458スペチアーレ。
このV8ミッドエンジンのフェラーリは、.44マグナム弾も止めることが出来る装甲仕様となっていて、そのお値段は625,000ドル(約6,457千万円)。
遅い車は殺られるからね!
防弾仕様にする為の変更をしても、標準の458スペチアーレよりもたった67ポンド(約30kg)重たくなるだけとのことなので、高速・機敏なハンドリングはフェラーリが誇るそのままの性能であるとのこと。
AddArmorいわく「重たい車は遅い傾向にあり、遅いターゲットは簡単にヤラれるターゲットとなるからね」と。
いやいや、もう、何と戦ってるの~!!
このフェラーリ458スペチアーレは「B4レベルのプロテクション」とのことで、そのレベルであれば.44マグナム弾をも通さないとのことらしいです。
以下がレベル表。わかる人にはわかる…のかと。私にはわかりません~。
AddArmorの製作する防御装備をされた車たちは、非常に強力であるにも関わらず、通常より60%軽量であるとのことで、AddArmorの防弾ガラスも「鉛ガラス、ポリカーボネート、アクリル」がサンドイッチ状になっているものでありながら、その厚みは0.8インチ(約2cm)。
ただでさえ、増加した重さはそんなにないところに、こちらの458スペチアーレには、軽量のカプリストエキゾースト(Capristo)と、フェラーリが提供している全てのカーボンファイバーオプションをつけることで、その重量を出来る限り相殺しているとのことです。
AddArmorの車両たちは、そのロゴなどのデカールを見ないかぎり、外観からは防弾仕様には見えず、通常仕様の車と見えるそうです。確かに。
自分の車をこちらのAddArmorに頼んで防御装備をつけてもらう場合、防弾仕様のパッケージは28,000ドル(約290万円)からとなっていて、バリケードを突破できるバンパーからナイトビジョン、ドアハンドルに電気ショックをつける等まで、様々なリクエストに応じてくれるとのこと。
もう、なんだか日本でぬくぬくと生活している私のような状況では、まったく想像がつかない状況のカスタマイズですが、必要な人には必要なのでしょうね。
いずれ意味もなく、私も911を防弾仕様にしてみようかな!(またテキトウなこと言ってみる^^)。
出典:This Armored Ferrari 458 Speciale Is Only 67 Pounds Heavier Than Stock