『Temerario Test Drive at The Magarigawa Club』という、日本では初となるランボルギーニ・テメラリオの試乗会@マガリガワクラブに参加させて頂いてきて、未だに興奮冷めやまない私ですのでその時のことを^^
このような貴重な機会を体験させて頂き本当にいつもお世話になっているコーンズ芝様には大感謝です。ありがとうございます。
コーンズ様でランボルギーニ、フェラーリと購入させて頂いたことで夢のような世界が広がり、自分では想像することも出来なかったような世界を体験させて頂いております。
というわけで、この日は日本で初となるテメラリオ試乗会の初日にマガリガワクラブへと伺わせて頂きました。
到着するともう入口から「You can't hide who you are」の文字が。マガリガワがもう入口からしてテメラリオに支配されている感。

マガリガワの施設内に入って走って行くと先日のランボルギーニデーにいた個体かな?と思えるテメラリオが。
いたって普通にテメラリオが停められているというなんとも贅沢な光景。

さらに進んでマガリガワのクラブハウスエリアの駐車場に到着したら、そこには当たり前ですが多くのランボルギーニたちが。

そんな中、空気を読まずにポルシェ911 GT3 (997)で行ってしまってすみません(笑)。
でも997を素敵なランボさんと並べられて嬉しい^^

車を停めてクラブハウスに入ると、そこももう「やっぱりここはテメラリオの施設なのかな?」と思えるくらいのテメラリオ色になっていました。


ランボルギーニならではの、いつも私がとっても好きな感じのアメリカでのヒットソングメインみたいなDJ様による音楽もノリノリで流れていました。
最高。

受付を済ませたあと、まずは誓約書へのサインからとなります(走行する人のみ)。
この日はありがたいことに、夫とさらに私も走行させて頂きましたので2人ともそれぞれ誓約書にサイン。

試乗会場では、入口からテメラリオが鎮座されていたのでワクワクしていたのですが…

中に入ってみると、もう何台ものテメラリオがいて凄すぎる光景。

こんなにもテメラリオが何台も目の前にいるだなんて、本当に凄すぎました。
さらにはこの日の試乗会、マガリガワ全体が「テメラリオにジャックされた」っていうくらいテメラリオ色になっていて、こちらの走行に向かう出口の上にもTemerarioって書かれているのわかります?↓

反対側のピットに入ってくる方にもTemerarioの文字だったり、その隣にはYou can't hide who you areだったり。

ピットに表示されているモニターもテメラリオ。

受付にもテメラリオ。

お食事が提供されるお部屋の窓にもテメラリオだったりランボルギーニのエンブレム。

もう、極めつけはこちらの巨大なTemerarioのロゴ。
世界中にあるランボルギーニ様が用意されているテメラリオの販促グッズをすべて持ってこられたのではないかと思えるくらい、この日のマガリガワクラブはテメラリオ色に染まっていました。

アドペルソナムの展示や…

テメラリオ用のタイヤであるブリジストンPOTENZA SPORTの展示や説明等も。
テメラリオのタイヤではフロントに20インチ、リヤに21インチとのことですが、こうして見ると結構違うものなのですね~。

奥にはこちらのオレンジ色のテメラリオの展示があったのですが、こちらは何の為かというとアップルビジョンのデモンストレーション。

アップルビジョンのウェアラブルデバイスを装着してこちらのテメラリオを見ると、色々な体験をバーチャルで楽しむことが出来ました。

例えば「空力」を選択するとウェアラブルデバイスを通して見える光景はこのように実際の車に空気の流れが表示されたりしてわかりやすい。
※このテレビ画面を通してうつされている映像がウェアラブルデバイスを装着して見えている景色。

車の構造をスケルトンで見たり…

ちょっとわかりづらいですが、エンジンを抜き出してエンジンがどういう構造になっているかを目視することが出来たり。
なかなかの面白い体験でした。
ポルシェが最近新車を発表する時に、その発表会場に来ているプレス向けにこうしたVR機器を使ってエンジンやハイブリッドの構造を見せるということをやっていたのですが、まさに「これがそうなのだな」と思えました。

ピットにはカフェエリアもありました。

さてこの日の試乗会、私が参加させて頂いた枠はランチからのスタートとなりました。
マガリガワクラブ内のレストランにてビュッフェスタイルのランチ。

ランボルギーニとスポンサーシップを提携されているLavazza提供のエスプレッソに使われていたカップはランボルギーニとのコラボとなっていました。お洒落。

たっぷり美味しいランチを頂いておなかいっぱいになったあとは「お昼寝しなくて大丈夫かな」と思えるくらいの満足感のなか、試乗前のドライバーズミーティングとなります。
いわゆる試乗に向けての説明と注意事項。
まずはランボルギーニジャパンの方からここで、テメラリオは『スーパースポーツカー』という分類であるということを教えて頂いたり、この車はV8ツインターボのハイブリッドエンジンで1万回転まで回ることや、モーターと合わせて920馬力を誇ることなどの説明をして頂きました。
続いて試乗する際の注意点等の説明をこの日のインストラクター様の1名がして下さったのですが、この方はGIROにも参加されていたインストラクター様だったので懐かしさも炸裂。
ちなみにこのドライバーズミーティングが開催されたのは、通常マガリガワのメンバーしか入ることが出来ないというバーのエリアでしたので、その場所を体験させて頂いたのもありがたかったです^^

説明を聞いたあとはいよいよテメラリオ試乗へ。

この日は1人につきコース3周x2セットを走らせて頂けました。
モータージャーナリストの方などもいらっしゃっていました^^

私も2回(各3周)きっちり走らせて頂きました↓

初めて走行する為にテメラリオの運転席に乗った時はもう緊張・緊張・緊張。
大丈夫かな、運転できるかな、ちゃんとこの車を楽しめるかな、操作ミスしないかな…といったところから、緊張感は図々しく「せっかくのテメラリオ、1万回転楽しめるかな」というドキドキまで。

まず1周目は私を担当して下さったインストラクター様(試乗はインストラクターさんが助手席に座っての同乗走行)と話し始めたところ、「GIROにいらっしゃいませんでしたか?」と言われ、「え、いました!」とお話させて頂いたら「北海道のGIROで先導させて頂いていました」と。
いや~、まさかの再会に嬉しい驚き。さきほど説明をしてくださったGIROインストラクターの方とはまた違って、GIROで私達のグループを先導して下さっていた方でした。
この時のイストラクター様はフルフェイスヘルメット用のフェイスカバーをされていたので、目元しか出ていなかったので私は気づけず申し訳なかったのですが、逆に気づいて頂けて嬉しかったです^^

GIROの時の話などをしながら緊張感もほぐれてのスタートです。

ところでこちらのテメラリオ。
身長2メートルある方でも乗り込めるということもあってか、身長160㎝の私だと座席をMAXまで上げてもまだまだもうちょっと座高が欲しいなと思えるくらいでした。
男性(の平均的な身長)なら丁度良いかもですが、私ならクッション敷いてもいいかなと思えるような感じ。もちろんなくても運転するには可能です。

テメラリオにはいくつかのドライブモードがあり、充電モード以外には通常のドライブモードであるストラーダ、そしてスポーツモードとサーキットモードであるコルサ。
マガリガワでのテメラリオ試乗でもっともその真髄を体験出来るのはとコルサモードになるわけですが、コルサはパドルによるマニュアル操作が必要となることもあり、そもそもランボの運転に慣れていない私はビビってしまって今回はコルサではなくスポーツモードで試乗をさせて頂きました(夫はコルサでの体験)。

こちらが運転席から後ろを見た時の光景。
あと、左ハンドルの車で右側後方はほぼ見えなかったと思います。
よって、日常的に公道を運転される時やサーキット走行される時にも右側後方はかなりしっかりとのぞきこむように確認をしなければ危ないかなと思えました。
この日は同時にコースを走る車が少ない+追い越し禁止、さらにインストラクター様同士が無線で状況をやりとりして下さっているということから、そこまでしっかり左右・後方を確認しなくても大丈夫な環境でしたが、通常であればもっと緊張感をもって確認する必要があると感じました。

試乗が始まる時にパーキングブレーキをどこで解除するのかわからず「あれ、パーキングブレーキはどこですか?」と聞いたところ「あ、これまだ新しくてパーキングブレーキがインストールされていないのでコレです」と言われたのがこちこちら(笑)。
わかります?配線がつながっている装置がパーキングブレーキ↓

というのも、この日用意されていたテメラリオ達はイタリア本国から試乗会の為に世界中を周られている14台なのです。
凄い。それぞれナンバーがふられているのがわかるでしょうか。

このようにイタリアから直送された、まだパーキングブレーキのインストールもされていないテメラリオ14台に試乗させて頂けるという贅沢さ。

と、話がそれましたが一応緊急時にこちらのパーキングブレーキをインストラクター様が使うとかなりの衝撃になる(急に止めすぎる)ということでしたので「危ないと思われた時は『ブレーキ!』って言って下さい。フルブレーキしますから!」とお伝えしての試乗スタートです。

1回目は本当に大興奮でした。
試乗前は「1万回転まで行けるのかな?」と思っていたのですが、へたれでスポーツモードでも踏み込めばあっという間の1万回転達成でした。え、もう1万回転なの??っていう感じ。
もう、あの、とにかく「速い」。
これ、完成されたサーキットカーなのではと思える速さ。レーシングカーでした。
そして運転してみた時の第一の印象は「ステアリングが軽い」でした。
これ、本当にテメラリオは速くてプロの方ならこのハンドルの軽さでぱぱっと車体を好きな方向に持って行くことが出来て素晴らしいと思うわけですが(本当に反応も凄い)、私くらいのレベルの人間にとってはこの車の速さに対してこのステアリングの軽さは怖いと思うくらいで、もっと重たくていいです!って思っちゃいました(笑)。
完全にこれはもう、『使いこなせる人を選ぶレーシングカー』だと思います。

この日の試乗会では「ここでブレーキしてね」という場所に黄色のコーンが置かれていました。
なので、1回目の試乗の時にはストレートで全開して黄色のコーンでガンッとフルブレーキ近くの制御をしたところ、おしりが振られてゆらゆらゆら。
おおおおお。恐ろし。
…タイヤがもっと温まったら良くなるのではという話はありますが、それでもやぱりフルブレーキなどではかなりおしりが振られる感じがあると思いました。
2回目の試乗では(1回目とは違う)インストラクター様が走行を撮影して下さったのですが、この時はおしりが振られないように黄色のコーン手前から減速していくようにしたこともあり最高時速は251キロというものを記録して下さいましたが、これ1回目はもっと出ていたと思います。
本当に速い。
あっという間に恐ろしい速度が当たり前のように出ました。あっという間の1万回転。あっという間の300キロ近い加速。

加速もすごいですがブレーキも良く効きました。ターボラグなんかもまったく感じませんでした。
この日、私はGIROの時の先導車をして下さっていたインストラクター様と、続いて私の走行を撮影して下さったインストラクター様との走行でしたが、夫はランボルギーニでGT300などを走られている元嶋さんの同乗をして頂きました。
車内での会話はテメラリオについてもあったかと思いますが、それよりも自転車のお話とかトライアスロンのお話をしながらだったそうで(笑)、楽しい時間を素晴らしいテメラリオの試乗と共にさせて頂いてありがとうございました^^

そうそう、この場にいたテメラリオのドアハンドルを見ても、このようにドアハンドルがしっかりしたタイプと…

こちらわかります?しっかりしたドアレバーではなくストラップ状のものがありました。
これがAlleggerita(アレッジェリータ:軽量化)パッケージなのかな?

とにかくもう、この日はアドレナリン出まくりの920馬力1万回転を体験させて頂き大興奮だったのでした。
コーンズランボルギーニ芝様、ありがとうございました!

最後に1つ。
マガリガワには可愛いポリスカーもいました。トヨタのハイラックスのパトカー(オープンカー!)。
捕まらないように気をつけないと^^

あとは最後にやっぱりこちらの確認。
助手席前のこのエリア…。

そう、開けるとそこにはカップホルダーが。
って、ん?やっぱり見たことあるこのカップホルダーな感じ。

おおぅ。出してみるとやっぱり私の素カレラと同じカップホルダー(笑)。
テメラリオも、先日お披露目されたフェノメノもすべて素カレラと同じカップホルダーを搭載しているというところが愛嬌あって好きです^^

試乗会終了後、皆様にご挨拶して早々にマガリガワクラブをあとにしました。
帰る時にはゲートを出たら可愛い光景。

テメラリオを運転させて頂いたあと、ポルシェ911 (997)GT3での帰宅となったわけですが、めちゃめちゃ軽いステアリングのテメラリオからめちゃめちゃ重たいステアリング/クラッチのGT3という体験。
そこで思ったのは、997GT3では「自分で車を動かしている」という感覚というか、ポルシェ味の深さというかそういう「車を運転している喜び」を感じました。
テメラリオはそれに対して「自分が車を制御している」というより、車が本当に良く出来すぎているくらい出来ているので、ドライバーのレベルが高ければ高いほど素晴らしいドライビングエクスペリエンスを提供してくれる車なのではないかと思いました。

帰り道、袖ケ浦を越したころ(だったかな?)からポルシェ数台に出会ったので「あ、このお車たちはPEC東京帰りかな?」なんて思っていたら渋滞も気になりませんでした^^

この度は本当に非日常的なランボルギーニの素晴らしいお車、テメラリオの1万回転体験をさせて頂きありがとうございました。
この場ではランボルギーニジャパンCEOのパウロさんともまたお話することが出来て、先日のランボルギーニデーでのお話とかもさせて頂きました。パウロさん、なんとも穏やかな方でとても素敵です^^

テメラリオはサーキットでガンガン走られるような方が楽しめる、本当に速い凄い車だと思います。
それでいて荷物なども沢山積み込むことが出来るという実用性も兼ね備えている車なので、テメラリオは多くの方の欲求を満たすことが出来る車なのではないかと。
そんなランボルギーニが誇る素晴らしいお車であるテメラリオに試乗させて頂きありがとうございました!
関連記事:
◆ランボルギーニ・デイ・ジャパン 2025に参加させて頂いてきました
◆ランボルギーニ・テメラリオに会いに:You can't hide who you are
◆ランボルギーニ・GIROジャパン2025 記録1 (1日目-1)
