マカンのICE後継車は2028年までに登場
先日2025年上半期のポルシェの業績が発表されたわけですが、まあ世界で起きている様々な理由もあってなかなかの大変な結果となっていました。
利益なんて前年同期比で-67%ですよ。うーん。
そのような業績であった2025年上半期に最も売れたモデルはマカンとのことで、そしたら今後もマカンの売り上げに期待が出来るね！…と思いきや、皆様ご存知の通りマカンもEV化されて今後は内燃機関モデルがなくなっていくことから、こちらもどうなっていくのかわからない状況。
…で、気になるのが2025年3月に開催されたアニュアルプレスカンファレンスですでに発表されていた『マカンの後継となる新しいSUV』ですよね＾＾
こちらのモデルについて今回またポルシェCEOであるオリバー・ブルーメ氏が言及されたようです。
その内容は以前と変わらずこの「マカンの後継となるSUVを出すよ」という内容であったわけですが、今回の発言は：
「2028年以降、よりバランスの取れたドライブトレイン・ポートフォリオを構築することで市場でのポジショニングを強化し、持続可能な長期成長を支えることが出来るだろう」
「遅くとも2028年までに内燃機関とハイブリッドの両方のモデルを備えたコンパクトSUVを開発している」
というもの。
今までの話だとこの新しいコンパクトSUVは2030年頃までは出てこないのではと言われていたことから考えると、かなり計画が前倒されたのかと思われる『遅くとも2028年まで』の発表になるとのことで。
やっぱりマカンがフルEVのみになってしまうこと、718のEVにも遅れが出ていること等々もあって、ここでやっぱり何かしら売り上げとしてもつなぎとなれる期待の星が早急に必要となっているのだろうなぁと思ったり。
この新たなコンパクトSUVの開発期間を短縮することでプロセスを加速させ、このセグメントにおいてポルシェらしいモデル、かつBEVのマカンとは差別化されたモデルを開発しているとのことです。
新しいコンパクトSUVの名前
今回、オリバーさんが明確にしなかったのはこの新たな内燃エンジン搭載コンパクトSUVが何らかの形で『マカン』の名前を引き続き使うのか、それともまったく新しい名前のモデルとして発表されるのかということ。
今までの話を見てきていると、あくまでも新しいモデルとして位置づけそうな気がするので、新しい名前がつくような気がするけれどどうなのでしょう。でもモデルの種類が増えすぎるのも大変かな。
個人的にはラインアップとしてモデルの種類は増やして欲しくないと思っています。でもだからといって、次に出るコンパクトSUVがマカンの1つのバリアントとなるのも考えられない…からやっぱり増えちゃうのかなぁ。
あとは同じく前から発表されているカイエンよりも大きい『K1』と呼ばれる(社内コードネーム)SUVにも、このモデルは最初はEVのみと言われていたところ、今ではICEオプションが提供される可能性もあるかもと言われているので、こちらも出るには出るでしょうが、どのような形で出てくるのかが楽しみですね＾＾
718ボクスターとケイマンは相変わらずバッテリーサプライヤーのノースボルトの倒産によって2027年まで延期されると考えられているようで、こちらもまだ動きが見えません。
出典：
◆Porsche Fast-Tracks New Compact SUV With Gas And Hybrid Power
◆Porsche Confirms New Gas-Powered Crossover Coming by 2028
◆Porsche Will Launch New Compact ICE-Powered SUV to Sell Alongside Macan EV, CEO Says
◆Porsche Confirms New Gas SUV for 2028 Launch
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◆ポルシェAG 2025年上半期の業績：ポルシェAGは戦略的再編を推進
◆ポルシェが新たにマカンサイズくらいのSUVを開発中、もしかしたら2030年くらいに販売へ
◆ポルシェのフル電気自動車カイエン(カイエンEV)は2025年末にアメリカ西海岸で発表
◆ポルシェの電気自動車718、K1、次世代カイエンについて
◆ポルシェ社内で『K1』と呼ばれるポルシェの7人乗りSUV
この記事の著者のRikaです。ポルシェ911が愛車となってから、どっぷりポルシェにはまってしまいポルシェ大好きがとまらずこのブログを始めました。愛車は911カレラ(991.2)と911カレラカブリオレ＆911カレラT(992.1)、GT3 (997.1)と718 ケイマン GT4 RS。
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