2025年2月1日にいきなりポルシェから『ポルシェ(Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft)の監査役会が、監査役会議長に対し2人の役員の任期を円満に早期終了させることに関する協議に入る権限を与えた』という発表がされていました。
そして2025年2月25日に正式にポルシェAGより「長らく計画されていた取締役会の変更を開始する」との発表がありました。
内容としては、双方の合意によりLutz Meschke氏 (58)とDetlev von Platen氏 (61)がポルシェを退職し、その後任として2025年2月26日よりJochen Breckner氏 (47)が財務およびITの、そしてMatthias Becker氏 (54)がセールスおよびマーケティングの責任を引き継ぐというもの。
お2人とも首のかしげ方が似てる(どうでもいい(笑))↓
ちなみにJochen Brecknerさんは、以前ポルシェの事務局長および企業開発責任者で、Matthias Beckerさんは直近ではポルシェAGの海外および新興市場地域の責任者を務め、同地域をポルシェの強力な販売の柱の1つに育て上げた人。
監査役会の会長であるヴォルフガング・ポルシェ(Wolfgang Porsche)氏は「2人を任命することでポルシェ社内から2人の優れた後継者を見つけることが出来大変嬉しい。2人と共に当社は今後もユニークなサクセスストーリーを描き続けていく」と言われています。
また同時に退職される2名の役員にも感謝の意を表されていました。
辞められるLutz Meschkeさんは24年にわたるポルシェでの勤務を経て退職に。もともとは2001年にヒューゴ・ボスからポルシェAGに入られてきた方だったそう。へー。
ポルシェでは経理から始まり、最後には2022年のポルシェAGのIPOにも大変貢献された方。
Detlev von PlatenさんはポルシェAGに1997年に入社。ポルシェフランスのCEO、北米ポルシェのCEOなどを経て現在の役職へ。アメリカでの事業拡大だったりEV車(タイカン、マカン)の市場投入などに深く関わられていた方となります。
新しく役職につかれる2名は長年ポルシェに携わり豊富な経験を持つ専門家であることから、ポルシェCEOのオリバー・ブルーメ(Oliver Blume)氏は「この人事は計画的な後継者育成と長期的な人材開発の成果である」と言われています。
さて今回の人事。
もちろん今までもこれからもポルシェはビジネスであるということはわかっています。
そして今回の発表ももちろんビジネスとして捉えているわけですが、そうは言っても今までしつこくポルシェの発表などを追っていた私からすると、辞められるメシュケさんとオリバーさんなんかは公私ともに仲良さそうなイメージを勝手に持ってしまっていたので、なんだかちょっと寂しくなってしまう人事のニュースでした。
でもメシュケさんはピエヒ家とポルシェ家がコントロールされているという投資会社ポルシェSE(ポルシェの株式12.5%を保有、フォルクスワーゲンの筆頭株主)の取締役には留まるそうなので、まあ、うーん、やっぱり今回の人事には対外的な見せ方含め色々な話し合いがあったのでしょうね。
とにかく今回の新しい役員お2人が加わったことにより、ポルシェ全体が今後良い方法へと向かうことを祈ります！
メシュケさん、プラテンさん、お疲れ様でした。
出典：
◆(公式)Porsche AG initiates long-planned change to its Executive Board
◆Porsche names new CFO and sales chief in bid to revive performance
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この記事の著者のRikaです。ポルシェ911が愛車となってから、どっぷりポルシェにはまってしまいポルシェ大好きがとまらずこのブログを始めました。愛車は911カレラ(991.2)と911カレラカブリオレ(992.1)と911カレラT(992.1)。
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