レーシングドライバーであったAndreas Nikolaus "Niki" Lauda (ニキ・ラウダ)氏が運転されたという『ポルシェ910』がオークションに出品されました。
出品されたオークションサイトはアメリカのフロリダ州で開催されるメカム・オークション。
こちら、この夏に発表されていたスティーブ・マックイーンの『栄光のル・マン』のポルシェ917Kが出品されているオークションと同じです^^
8月にブログに書かせて頂いた時点ではまだオークション前でしたが、現在ではこちらの917Kもついにオークションサイトにアップされており、今回のポルシェ910ともども落札日は同じ2025年1月18日(土)ですので、どちらかまたは両方にビッドされる方は是非^^
ポルシェ356が発表されてから5年後の1953年にポルシェは550を発表。
これがポルシェ初のレースカーとのことで、その後この車がポルシェ906、917、956などの伝説の車に道を開いたと言われています。
1966年代半ばに出されたポルシェ910もその伝統の一部とのことで、906の後継車として開発された910は少し全長が短く軽量。
水平対向6気筒と水平対向8気筒エンジンを搭載していたとのことで、6気筒の方は197~266馬力、8気筒の方は271馬力であったそう。
ちなみに910はフェラーリ・ディーノ206Pをターゲットに開発されたらしい。
910の最大の功績は1967年のニュルブルクリンク1000kmレースでの1位、2位、3位独占という快挙。すごい。
910は1967年に907に取って代わられたものの1968年までヒルクライムレースで競争力を維持。超軽量モデルの910/8「ベルクスパイダー」はヨーロッパ選手権で2年連続優勝。
ポルシェはこの車を29台生産したとのことです。
いや~、凄いな~。このお車でレースするとかまったく想像できません。すごい。
今回オークションに出品された1966年型の910はわずか12台しか製造されたなかったショートテールのうちの1台(さらに公道走行用に登録された910はそのうち6台)だそうで、このお車の凄いところはこれがまた史上初の910であるそうで、つまりそのシャシー番号も『910-001』。
お車には多くの履歴ファイル、修復写真、フェリー・ポルシェ氏とフェルディナント・ピエヒ氏がこちらの車に乗っている当時の写真とまでついてきちゃうそう。
他にも有効なFIAレースペーパーワークとFIAヒストリカル・テクニカルパスポートもついて、完全なる所有履歴付き。
前述の『栄光のル・マン』のポルシェ917Kとこちらの史上初の910、両方とも落札日は2025年1月18日。
結果が楽しみですね^^
出典:Driven by Niki Lauda: The First Porsche 910 Ever Produced Is Up for Grabs
関連サイト:
◆ポルシェ910 出品サイト
◆ポルシェ917K 出品サイト