これからのポルシェはより都市型へ
2021年のうちに世界中において6つのポルシェスタジオと、11つのポルシェNOWというポップアップストアが開設されていました。
改めてその数字を見てみると、そんなにも多い数が開設されていたことに驚き。月平均で1つ以上の新しいサイトが開設されたということです。
ポルシェは現在、こういった新しいカスタマーエクスペリエンスを提供できるような店舗をつくることに注力しているようで、その店舗イメージはいわゆるブランド店のブティックな感じなのだとか。
ちなみに2021年だけでなく、全体を見てみるとこれまでに23か国において合計17のポルシェスタジオ、それに20を超えるポルシェNOWが開設されていて、これら店舗の新規開設は今後も増えていく予定。
現在の計画によると2023年までに25以上のポルシェスタジオを主要都市に配置予定。
ん。もしやこれって今後、東京にも出来ちゃったりする?どうでしょう。
とりあえずは2022年春にオレゴン州のポートランドに北米発のポルシェスタジオが開設されるとのことです。
オレゴン州ポートランドなの?う、うん、あの、もうちょっとNYとかそういう都市を想像していたのですが…まあいいか^^
とにかくポルシェは現在「都心におけるプロモーション」を重要視しているようで、若い層(=今までとは違うポルシェ層)をゲットしていきたいというのも、もちろんポルシェの想いとしてあるようです。
現在ポルシェが公表しているポルシェの販売店のスタイルがまとめられていましたので、見てみたいと思います。
ポルシェの店舗スタイルたちは以下のものたち:
ポルシェスタジオ (Porsche Studios)
販売に重点を置いた都市型サイト。
高品質な体験とポルシェブランドとその製品に接する機会の提供の場。ポルシェを個別オーダーすることや試乗も可能。
既存のポルシェセンターとは少し違う位置づけのようで、これは『都心部向けの新しいコンセプトの店舗』となり、顧客たちがもっとポルシェというブランドに没頭できるようなスペースとなるそう。
ポルシェNOW ポップアップ (Porsche NOW sales pop-ups)
ポルシェスタジオが常設な店舗であることに対し、ポルシェNOWは期間限定ショップ。
展示車に加え、ポルシェグッズ体験、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャ製品を見たり、VR体験の使用なども出来る場所。
これが東京にもポルシェNOW Tokyoとしてオープンしていますね。
ポルシェNOW Tokyoは2022年1月31日で終了
東京は江東区有明に開設されているポルシェNOW Tokyoは、もともとは東京でのオリンピック開催にあわせて「2020年7月9日(木)~2021年8月31日(火)」という期間限定のショップになるはずでした。
しかしながら、オリンピックが延期になったりなんだかんだで、2021年8月31日をすぎてもクローズすることはなく、この終了予定日であった8月31日を過ぎた時にポルシェジャパンの方とお話する機会があったので「結局のところ、ポルシェNOWはいつまでやるのです?」と聞いてみたのですが、その時はまだ「うーん、わからない」という感じになっていました^^
それがついに終了日が決定されたとのことで、ポルシェNOW Tokyoは2022年1月31日をもって営業終了となるそうです。ポルシェNOWに設置されていたポルシェターボチャージングステーション(チャデモ)も同時に終了。
まだ訪れたことがない方は、1月31日までの間に1度遊びに行かれてみてはいかがでしょうか?
もうそれ以降は行くことが出来なくなっちゃいますよ~(ちなみに2021年12月29日〜2022年1月4日はお休み)。
Porsche NOW Tokyoに関するブログ一覧
◆ Porsche NOW Tokyo 01:ポルシェのポップアップストアに行ってきました~
◆ Porsche NOW Tokyo 02:アクセス (駐車場情報)
◆ Porsche NOW Tokyo 03:タイカンと急速充電ステーション
◆ Porsche NOW Tokyo 04:ポルシェアート、VR体験、その他
ポルシェサテライトセンター (Porsche Satellite Centres)
これは大きなポルシェ販売店パートナーが市場エリアが大きい時に販売店を拡張する為のセンターとのこと。
この拡張センターは長方形の間取りで約400m2の平屋造りのショールームとなるそうで、従来のポルシェセンターとは違うもの。
現在、英国のリーズ(Leeds)のポルシェセンターの拡張センターとして、このポルシェサテライトセンターがヨーク(York)に2021年10月に開設されたそう。今後は2022年に世界中で少なくとも5つのサテライトセンターがオープン予定。
ポルシェ認定&サービスセンター (Porsche Approved & Service Centre)
こちらはいわゆるポルシェの認定中古車センター。
私がお世話になっているEBIグループでは、世田谷認定中古車センター、小石川認定中古車センター、六本木認定中古車センターなどがこの販売店形式にあたる…のかな。
ポルシェサービスファクトリー (Porsche Service Factory)
これはポルシェセンターが別サイトとしてサービスセンターを持つもの。
顧客は車を預ける時には、各ポルシェセンターに自分の車をドロップすることが可能で、その後その車がスタッフによってこちらのサービスファクトリーに運ばれて作業される場所となるようです。
ポルシェセンター銀座は別会社下へ
さてさて最後になりましたが、都内の方には少し関係するかもしれない情報として、ポルシェセンター銀座の経営母体が変更となるようです。
といっても、全然違う会社に買収されるとかそういうお話ではないようで、お知らせ頂いた内容から私が勝手に想像するには、もともとPC青山、目黒、銀座(と各認定中古車センター)を経営されているEBIグループ下にもう1つ新会社が設立され、それぞれのPCを各社の下に分けたという感じ。
→変更は2022年2月1日からで、正しくは『会社吸収分割による事業一部承継』
新しく設立された会社は『株式会社エポカルインターナショナル』。
今月、2021年12月に設立されたばかりで、代表取締役の方も今までEBIグループにいらっしゃる方ということから、以下のようなことなのかな?と勝手に予測しています^^
つまりはこういうこと?
- 株式会社エクセレンスインターナショナル → PC青山&世田谷認定中古車センター
- 株式会社ブライトインターナショナル → PC目黒&六本木認定中古車センター
- 株式会社エポカルインターナショナル → PC銀座&小石川認定中古車センター
このPC銀座の会社変更を含むEBIグループの体制については、私が勝手に読み取っただけのことであり、ポルシェセンターやEBIの方に確認したわけではありませんので、あくまでも私の想像範囲ということで^^!
ただまあ、たぶんですが顧客側からみて何か大きな変更があるということにはならないのではと思っています(今までとはまったく関係のない全然違う会社になるとかではないということから)。
1つだけ私が疑問に思っているのは、今後EBIグループとしてレース参戦される時の車両のラッピングがどうなるのかな?ということ。
今まではボンネットに2つの会社名と、あとは車によっては左右それぞれにエクセレンスとブライトの名前が入っていたのですが、今後は…もう1つはどうするのかな^^
出典:
◆(公式) New ways to reach customers: urban sales formats are catching on
◆(公式) New Porsche Studio concept opens in Vietnam and Taiwan