CES 2020 @ Las Vegas
2020年1月7日~10日ににアメリカはネバダ州ラスベガスで開催されている『CES 2020』(以前までのConsumer Electronics Show)。
今回も様々な新しいコンセプトなどが各企業から発表され、ここ数日ニュースになっていますね~。 SONYが電気自動車を発表したとか、見ていて楽しいです。
私が1番びっくりしたのは、トヨタが発表した実証都市「コネクティッド・シティ」(Woven City)の発表でしたが、とにかくこういった様々な発表がされているこのCES2020。
そのような色々な発表のなか、ちょっと「え、この新製品は!」と話題になっていたものがありました。
Charmin ROLLBOT
それが「Charmin」というアメリカのトイレットペーパーを販売している会社が発表した「ロールボット」。
セグウェイのような動きで走り回る、小さ目のロボット?です↓
何をしてくれるかというと…そう、もうお分かりの通り「トイレットペーパーを運んでくれる」のです^^
こんな感じに頭の上にトイレットペーパーを載せて。
Charminはいたって真面目に、市場調査会社であるHarris Poll (ザ・ハリス世論調査)による、18歳以上の2,015人の成人に2019年3月に調査を実施。
その結果、18~34歳の人たちの58%が「トイレに座ってから、トイレットペーパーがないことに気づいたことがある」ということがわかったとのこと。
つまりは、トイレに座ってしまってから「あ!トイレットペーパーないし!!」という驚愕の事実に気づいた緊急事態の人たちに対しての解決策となるのが、こちらのロールボットなわけです。
チャーミン・ロールボットの構造を説明する動画も公開されていました。中身をバラして見てみてみると…。
中にはアンテナが内蔵(Bluetooth)されており、スマートフォンなどから発信される信号をキャッチ出来るようになっているので、トイレの中からスマホで緊急信号を発信すればロールボットが「呼びました??」と気づいてくれるようになっています。
さらには赤外線センサーも内蔵されているので、家の中をうまく自走してくることが可能。
そしてなんといっても、きっと最大の特徴はこちら?
「フレンドリー・フェイス」。この可愛いクマちゃんの顔が「あなたの緊急事態に、感情面でのサポートもします」と(笑)。
それにしても、このロールボット。
緊急事態に呼びつけて、かけつけてきてくれたら嬉しいし、大変助かるとは思うのですが、自宅ならまだしも、公共の場ではこのロールボットを受け入れる為にドアを開けなければならず、そう考えると、これはアメリカの「扉の下部が開いているタイプのトイレ」でなければ、利用は難しそうですね。
…って、真剣に考える私も変^^
さらには、こちらのロールボットに載せられる替えのトイレットペーパーですが、ロールボットが自動でリフィルしてくれるならまだしも、実際には良くみると、手動っぽいのです。
この下の画像↓。黄色の丸のところを良く見ると、手でトイレットペーパーを設置しています。
いやいや、忘れずにそれが出来るのであれば、トイレ内に新しいトイレットペーパーの替えを設置しておけば良いだけではないの??このロールボットに設置するのではなくて!
…と、まあ、つっこみどころ満載のこちらのロールボット。
企業も本気で商品化することは考えていなくて、完全に冗談をかねた発表かと。あ、そんなこと言わなくてもわかりますね(笑)。
発表内容にも「小売販売は致しません (It will not be available for retail sale)」という表記もちゃんとありました^^ ↓
※「でもCESだし、本当に冗談かどうかはわからない」と書かれいてるメディアもあります。まあ、確かに~。
こういう企業の楽しい企画とかって、見ていてなんとも好きです。
真剣な発表の中に「ええ、それ?」っていうのがまた、ギャップもあっていいのかも?
と、言いつつも、いざ、本当に困った時にスマホで緊急信号を出して、このクマちゃんがかけつけてくれたら、きっとその時は「最高の発明品だ!」って感動するのかもしれません(笑)。
出典:
◆ At Last, Something Useful From CES: A Toilet Paper Delivery Robot
◆ Charmin's Tiny Wheeled Toilet Paper Delivery Robot Will Save Your Behind
◆ (公式) Charmin