ポルシェスポーツカートゥギャザーデー2019で開催されたレースたち
2019年6月15日~16日にかけて富士スピードウェイにて開催されたポルシェイベント『Porsche Sportscar Together Day 2019』でのハイライトといえば、やはりレース。
今回、この2日間の間に以下のレースたちが開催されました。
【Porsche Sportscar Together Day 2019 レースプログラム】
- ポルシェ カレラカップジャパン/Porsche Carrera Cup Japan (PCCJ) 第7-8戦
- ポルシェ カレラカップアジア/Porsche Carrera Cup Asia (PCCA) 第5-6戦
- ポルシェ スプリントチャレンジジャパン/Porsche Sprint Challenge Japan(PSCJ) 第5-6戦
- Porsche Esports Racing Japan Season 1
まずはこれらの開催された4つのレース概要を簡単に。
① ポルシェ カレラカップジャパン/ Porsche Carrera Cup Japan (PCCJ)
19年目を迎えるこのレースは、ポルシェ911 GT3カップカーによる国内最高峰のポルシェワンメイクレース。タイヤもミシュランのワンメイク。
つまりは「車」も「タイヤ」も、皆さん同じ条件で走ることが厳しく定められているので、レースの勝敗をわけるのは純粋に「ドライバーの腕」と「チームの力」になるというもの。
ドライバーはプロドライバーを含む、すべてのドライバーが対象の「オーバーオール」と、アマチュアドライバー対象の「ジェントルマンクラス」の2つのクラスで競われます。
今回のFSWでは、2レース(カレラカップジャパン第7戦と第8戦)が行われ、決勝のスターティンググリッドは、第1レースが予選のベストラップ順、第2レースが予選のセカンドベスト順。
ポルシェカレラカップジャパン2019シリーズ 年間スケジュール
第1~2戦 | 4月13日(土)~14日(日) | 岡山国際サーキット |
第3~4戦 | 5月3日(金)~4日(土) | 富士スピードウェイ |
第5~6戦 | 5月25日(土)~26日(日) | 鈴鹿サーキット |
第7~8戦 | 6月15日(土)~16日(日) | 富士スピードウェイ |
第9~10戦 | 8月3日(土)~4日(日) | 富士スピードウェイ |
第11戦 | 10月11日(金)~13日(日) | 鈴鹿サーキット |
② ポルシェ カレラカップアジア / Porsche Carrera Cup Asia (PCCA)
2003年に創設されたレース。2019年のポルシェカレラカップアジアは『上海、鈴鹿、富士、セパン、バンセーン、マリーナベイ』サーキットで開催。プロドライバーと、プライベートドライバーが走る。
もちろん、レースで走らせる車は、カレラカップジャパン同様、ポルシェ911 GT3 Cupであるポルシェワンメイクレース。今回のFSWでは3レース(カレラカップアジア第4戦、第5戦、第6戦)が開催された。
ポルシェカレラカップアジア2019シリーズ 年間スケジュール
Round1 | 4月12日~14日 | Shanghai International Circuit, China |
Round2-3 | 5月24日~26日 | Suzuka International Circuit, Japan |
Round4-6 | 6月14日~16日 | Fuji International Speedway, Japan |
Round7-9 | 7月12日~14日 | Sepang International Circuit, Malaysia |
Round10-11 | 8月30日~9月1日 | Bangsaen Street Circuit, Thailand |
Round12-13 | 9月20日~22日 | Marina Bay Circuit, Singapore |
Round14-15 | 11月8日~10日 | Shanghai International Circuit, China |
③ ポルシェ スプリントチャレンジジャパン / Porsche Sprint Challenge Japan (PSCJ)
ポルシェ911 GT3 Cupと、718ケイマンGT4クラブスポーツによる新シリーズであるこちらのレース。
ポルシェカレラカップジャパンへのステップアップカテゴリーとして開催されていた「ポルシェGT3カップ チャレンジジャパン」が、今年うまれ変わったのが、こちらの「ポルシェスプリントチャレンジジャパン」。
PSCJのクラスは以下の4種類
- 2014~2016年式のポルシェ911 GT3 Cup Type991による:GT3- I Class
- 2010~2013年式のポルシェ911 GT3 Cup Type997による:GT3- II Class
- それ以外:Open Class
- 718 Cayman GT4 Clubsport Competitionによる:GT4 Class
この、最後にある「GT4クラス」が、今年から新たに追加されたクラスとなります。タイヤはすべてミシュランのワンメイク。
レースは基本的に予選1回、決勝2回を「すべて1日のうち」に行うので、比較的参加しやすくなっている、いわゆるカスタマー向けワンデーレースシリーズ。
ポルシェ スプリントチャレンジジャパン 2019シリーズ 年間スケジュール
第1~2戦 | 3月31日(日) | 岡山国際サーキット |
第3~4戦 | 4月21日(日) | ツインリンクもてぎ |
第5~6戦 | 6月16日(日) | 富士スピードウェイ |
第7~8戦 | 7月7日(日) | ツインリンクもてぎ |
第9戦 | 8月24日(土) | 鈴鹿サーキット |
④ ポルシェ イースポーツレーシングジャパン / Porsche Esports Racing Japan
ポルシェのバーチャルレース。PS4用レースゲーム「グランツーリスモSPORT」とコラボレーションしたeスポーツイベントで、全国数万人が参加したオンライン予選を勝ち上がってきた10名が、ポルシェ Esportsレーシングジャパンのシーズン1の初勝利を目指して、FSWの会場で決勝レース。
ポルシェ カレラカップジャパン&アジア
ではでは、レース実況みたいのではありませんが、この開催された4種類のレースうち、最初の「ポルシェカレラカップ」を見た時のことを、まずはちょこっとだけ書いておきたいと思います^^
いや~もう、会場内には、イベントに参加される一般のお客さんたちの車たちも溢れていましたが、その中にはこういった「CARRERA CUP」と書かれた、大きなトラックなども停まっていました。
まさに、ポルシェカレラカップなどに参戦される方のカップカーに関連する様々なものを運んでこられているのだと思われます。なんだかもう、こういうトラックとか積載車を見るだけでもワクワクしちゃいます~。こんな大きなトラック、普段はどこに停まっているのかな。
しかも、良くみてみると黄色の丸部分のところには、ん、これ、フロントバンパーとかでは??凄いな~!
一般人の私からするとフロントのバンパー交換なんて、そうそうすることではないので、たったこんなことだけでも「レースなんだな~」って、しみじみと思ってしまいます。
タイヤたちも、いわゆるミゾがないスリックタイヤたちが、ごろごろといっぱい…。
今回、カレラカップに関しては、ラウンジ(クリスタルルーム)から観戦させて頂きました。
レース前には、グリッドウォークも開催されていたので、皆さん、コースの方まで歩いて行くことが出来ました。
「入っていいですよ~」というOKが出ると、皆さんいっせいにゾロゾロゾロ…と、コース内へ。
そこに車たちもやってきます。
このグリッドウォーク、何度行っても楽しい^^ 近くで見る「今からレースするよ!」っていう車たちは、めちゃめちゃカッコイイし。
そうそう、今回レースクィーンというの?、お姉さんたちもちょこちょこ、いらっしゃいました。
でも、いつもよりも、お姉さんたちに群がるカメラマンさんたちが少なかったように感じたような。撮りたい方々にはちょっとラッキーだったかも^^?
ミシュランマンも登場。この日は暑かったから、きっとミシュランくん、かなり暑すぎたのではないでしょうか。大変だ~。
さきほども書いた通り、今回のカレラカップのレース観戦はクリスタルルーム内からしたのですが、最初のスタート時や、車がホームストレートに戻ってきた時にはガラス越しに観戦したりしていました。
最初は飲み物とか飲みながら、着席して大きめの画面でレース観戦したりしていたものの (下の写真はパレードランの時の映像なので、映像は違います^^)、だんだんレースに見入ってくると、もっともっと近くで見たくなって、最後は結局、立ちっぱなしで、テレビの前で見てしまいました(笑)。
しかも、大画面は壁側にしかなかったので、あえてこの、天井からさげられているモニターの方にうつっての観戦です↓
その方が、車がストレート以外にいる時には画面を通して観戦することが出来て、車たちがストレートに戻ってきたら、目の前のガラスを通して実車が走り抜ける姿を見ることが出来るから^^
第7戦では、先日参加させて頂いたポルシェトラックエクスペリエンス(PTE)でインストラクターをされていた小河諒さんが優勝争いをする走りをされ、大興奮。
この時は2位でした…が、続いての第8戦では、なんとなんとの優勝され、もうさらに大興奮。ちなみにカレラカップジャパンの第8戦で、チェッカーフラッグをふられたのはポルシェジャパンの七五三木社長^^
PTEで、直接小河さんに教えて頂いたわけではないですが、それでも数日前に参加したプログラムのインストラクターをして下さっていた方が、目の前でカレラカップに挑まれていると思うと、応援に熱も入りました^^ おめでとうございます!!
カレラカップアジアの方は、ちょうど、私が参加するパレードランに向けたブリーフィング等々があったり、その他のことをしていて時間があわず、本番の観戦することならず。残念。
でも、レース前の走行に出る為に並ばれている姿だけは、ちょっとだけ見ることが出来ました。
その時に発見(?)した、ワニさん!!
わかります?グリーンのポルシェに、ワニさんがいます。可愛い~!!
…って、全然レース内容についてはふれていなくて、ごめんなさい^^ レース内容の詳細は是非、ポルシェ公式サイト様にてご確認頂けたらと思います。
【ポルシェ公式サイトプレスリリース】
◆ポルシェカレラカップジャパン第7-8戦(富士)予選レポート
◆ポルシェカレラカップジャパン2019 第7戦(富士)決勝レポート
◆ポルシェカレラカップジャパン2019 第8戦(富士)決勝レポート
◆ポルシェジャパンジュニアドライバーに石坂瑞基を選出
そういえば、クリスタルルームの奥には、このような盾が用意されていました~。
あとは…クリスタルルームと同じ建物の並びに、メディアセンターがあったのを発見。見たことがなかったのでのぞいてみたり。
外からのぞいたところ、メディアセンターの中はこんな感じになっていて「おおお、なんだかメディアセンターっていう感じ!」って、良くわからない感想ですが(笑)、なんだかカッコイイ^^
プロのライターさんとかは、この部屋からレース観戦し、こういうところからメディアに即、内容をアップされたりしているのでしょうね。
なんだか、今回は色々とイベント目白押しだったのにも関わらず、こういったところも色々とゆっくり見て回ることも出来たりして、なかなか新鮮なFSW体験。
では続いて、今回の私のメインイベント?ともいえる、ポルシェ スプリントチャレンジジャパン観戦へ~。
え?まだ続くの?はい、続きます(笑)。