1つ前の記事で997.1型のポルシェ911 GT3が3億円越えの価格で販売されているということを書きましたが、今回は同じく997型(997.2)のポルシェ911 GT3 RSの価値が見直されてきているというお話です。
※997 GT3が3億円越えなのはそのお車が「アート」として販売されているからであり、車の性能のみを評価した価格ではありません、念の為^^
997.2型のポルシェ911 GT3 RSは2年の間でアメリカ市場向けに541台が製造されたとのことで、この世代における重要なセールスポイントはこのモデルが『6速マニュアルトランスミッションを搭載した最後のGT3 RSモデルであったこと』と言われています。
この次の世代のGT3 RSからはトランスミッションはすべてPDKに。
またこの997世代のGT3 RSは450馬力、430Nmのトルクを発揮する3.8リッターの”メツガー”水平対向6気筒エンジンを搭載しているということも重要なセールスポイントとされています。
この「メツガーエンジン」。
私も多くのところで「凄いメツガーエンジン」とか「メツガー、いいですね」とか色々と見たり聞いたりするのですが、実際に具体的に「メツガーだと何が良いの?」ということを実はきちんと理解していません。
今、少しずつ色々なものを読んで理解してきているはず?なので、来年にでもまたメツガーエンジンについて別途書けたらいいなと思っています。
これはせっかく997.1型ポルシェ911 GT3と出会わせて頂いた自分への宿題的なものです^^
話がそれましたが、今回オークションに出品されたという997.2 ポルシェ911 GT3 RSはキャララホワイトのボディにライトゴールドのデカール。
19インチのマルチスポークホイールにはミシュランタイヤがつけられていて、PCCB、フロントアクスルリフト、そしてダイナミックコーナリングヘッドライトも装備。
インテリアはシンプルではあるものの、ステアリングホイールはアルカンターラ、シートはレザー&アルカンターラのバケットシート、CDステレオに自動空調コントロールも。
オークションでは(2024年12月29日現在時点で)まだ終了まで5日間という日数が残っている状況で入札価格は21万ドル(約3,315万円)。
このお車、米国での販売当時の新車価格は約13万ドル(約2,052万円)、インフレ調整後の現在の価格にすると約18.8万ドル(約2,968万円)であったのことですので、14年前の車でありかつ走行距離も4.5万マイル(約7.24万キロ)であるというのにそれでも新車時よりもさらにさらに高い結構な価格がつけられていることになります。
もちろん、最終落札価格はもっと上がる可能性も。
現在、同じくアメリカではより新しい2016年製の991世代 GT3 RSが19万ドル(2,999万円)未満で購入可能となっているとのことから、997.2 GT3 RSの人気が上がってきていることがわかると言われています。
こちらがオークションサイト:Bring a Trailer
出典:
◆14 Years And 45K Miles Later, This Manual Porsche 997 GT3 RS Is Worth More Than New
◆Bring a Trailer
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