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最後の空冷式、993型ポルシェ911 ターボが818,000ドル(約1.21億円)で落札

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工場から出荷された最後の空冷911 (993ターボ)

先月のことになりますが、空冷ポルシェ911として最後に工場から出荷されたと言われる個体がオークションに出され、その落札価格が818,000ドル(約1.21億円)となっていました。

落札されたお車は1998年型のポルシェ911ターボ(クーペ)で、シャーシ番号『WP0ZZZ99ZWS370750』。

いや~、美しい!!

いわゆる993型といわれるこちらの911は1998年3月27日に工場のアセンブリーラインから出荷されたとのことで、この1998年3月27日というのは空冷式911の生産終了予定日の4日前という日付であったとのこと。

というわけで、こちらの911は「製造された最後の空冷式911ではない」ものの「工場から出荷された最後の空冷式911」と言われているものなのだそうです。

ちなみに製造された最後の空冷911はジェリー・サインフェルド氏の手に渡ったカレラ4Sらしい。

今回のこちらの911がなぜそんなにも高値で落札されたのかというと、それはただ単に空冷式911の最後の1台として工場から出荷された個体だからというだけではなく、色々とカスタマイズもされているからのようです。

工場での生産後にゾンダーヴンシュ部門に送られそこから6か月にわたりさまざまなカスタマイズが施されたそうで、希少なWLS 2アップグレードもされていてエンジンが444馬力にパワーアップしているとのこと。

…と、ここで「WLS 2」というのが何かわからなかったので調べてみたのですが、「WLS」というのはドイツ語でWerksleistungssteigerung、この意味は自動車メーカーが車のエンジン性能を工場でチューニングして出力やトルクを高めることを指すそう。

そして「WLS 2」はさらにエンジンの出力を高めるオプションパッケージを指すようです。

今回のこちらのお車へのWLS 2では、ストラットブレース、ツインテールパイプ、追加のオイルクーラー、92リットルの燃料タンクなども含まれているとのことで、本格的なパフォーマンスも発揮できる一台に。

ゾンダーヴンシュでは内装にナイトブルーのレザーを追加し、ダイヤル等々もブルーで仕上げ。

ダッシュボードには「In Memoriam Prof. Ferry Porsche」のプレートや、サイドシルには「The Last Waltz」の文字なども。

ラストワルツ…つまりは最後のダンスということで、いわゆる終焉(この場合は空冷式の)を象徴するロマンチックな表現なわけですね。

そしてもう1つとても重要なのが、この車には「工場から出荷された最後の空冷式911であるということを証明する手紙」も付属しているということです。

ただこれ「Letter」と書いてあったのですが、この911の写真を見てみるとそこには「本日xxxは空冷ボクサーエンジンを搭載した最後のクラシックポルシェ911(993ターボ)を受け取りました。1998年9月25日」といった内容が書かれているプレートがつけられているので、もしかしたらこれのことを指しているのかな?

それにしても、この911はつまりは最後に作られた空冷式911よりも少し前に作られておきながらも、工場から出荷されたのが最後だったということですよね?

そのほんの少しのタイミングによってこんなにも歴史的価値(?)がついてしまうだなんて、ある意味とてもラッキーな911とも言えるのではないかと思います^^

とにかく何にしても見た目もとても美しいポルシェで、とても素敵です。

出典:Final Air-Cooled Porsche 911 Turbo Sold For A Staggering $818,000

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