昨日開催されたポルシェのアニュアルプレスカンファレンスとその後の質疑応答内容によって、ポルシェから今後のプロダクトについてのいくつかの公式な発言を得ることが出来ました。
その中でも気になったもののまず1つめは今後の『カイエン』について。
第4世代となるカイエンは完全なる電気自動車となるわけですが、このカイエンEVはスロバキアのブラティスラバ(Bratislava)工場にて生産され、2025年末にアメリカは西海岸で発表されるとのこと。

まだ約9か月以上先の話なのに現時点ですでにワールドプレミアの場所まで発表してしまうだなんてめずらしい。
でもそこまで言い切られているわけですから、今後よほどなにか予期せぬ出来事などが起きない限りは今年の年末に西海岸でEVカイエンがデビューというのはほぼ確定事項なのではと思います。
そしてEVのカイエンが発表されたらICEカイエンはそれと同時に終わってしまうのかというとそんなことはなくて、少なくとも2030年代までは存続するとのこと。

ちなみにもともとはカイエンEVの前に発表されると言われていた718のフル電気モデルですが、こちらは発表の順番がカイエンと入れ替わり、EVカイエンがEV718よりも先に発表となるようです。
また今回のアニュアルプレスカンファレンスでは以前から「出すよ」と言われていたカイエンより大きい7人乗りモデルと言われる社内コードネーム『K1』というモデルについての言及はなかった為、K1についての未来はわからず。
しかしながら、ICEマカンの後継となりうる(でもマカンではない)新しいSUVを開発しているという話も出てきましたので、こちらについてはまた別途記載したいと思います^^
まずは第4世代カイエンEVの年末の登場が楽しみです。そしてまだまだしばらくはICEカイエン販売の継続というのも良いお知らせ!
出典:
◆Porsche Says All-New ICE SUV Being Debated, Cayenne EV Coming This Year
◆Porsche Cayenne EV Debuts This Year, Boxster EV to Follow
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◆今後のカイエンはどうなる
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