第3世代パナメーラには4つのEハイブリッドモデル、新しいPDK
現在バルセロナにて最終テストドライブを受けているという第3世代新型パナメーラが2023年11月24日にドバイで開催されるアイコンズ・オブ・ポルシェ・フェスティバルにてワールドプレミアされることが発表されました。
今回の新型パナメーラの最も大きな変更点は、PDKが新しくなるということと、新たに開発されたアクティブ・ダンパーコントロールを備えたシャシー。
新しくなるPDKってどんな感じなのでしょう。
素人の私くらいには、もう違いがわからないかも(笑)。だって今のPDKでも十分に満足していて凄いなとしか思っていないので…^^
現在、11月の発表を前に新型パナメーラは世界の4大陸において品質を実証中。
例えばアメリカでは非常に高度が高い場所&低酸素レベルでのドライブトレイン性能のチェック、または極度の暑さの中でのエンジン冷却システムと空調性能が検証されたり等々。
スカンジナビアではとても低い気温でのテスト、南アフリカではひどい道路状況での走行テスト、アジアではひっどい湿度とひっどい渋滞における走行テスト(これ日本のことなんじゃないのって思っちゃう(笑))など。
ポルシェ曰くこの新型パナメーラは特にパフォーマンス、快適性、音響の面で優れていることに間違いないと話されています。
新型パナメーラには4つのEハイブリッドモデルが登場
第2世代のパナメーラではすでに3つのEハイブリッドモデルが提供されていましたが、今回新型パナメーラでは4つ目となるプラグインハイブリッドモデルが加わるとのこと。
多くの顧客からの希望があったことから実現したモデルとのことです。
一部の国においては、なんとパナメーラのEハイブリッドモデルの割合がほぼ100%なのだそうです。凄いな。
今回、すべてのEハイブリッドモデルにおいてドライビング・ダイナミクス、電気航続距離、そして充電速度という重要な分野において電気的性能を向上させているとのことで、現在のテスト中において現行モデルよりも電力のみで最大70%走行できるようになったそう。
新型パナメーラのEハイブリッドモデルの基礎はより強力な新しいデュアルクラッチ・トランスミッションのトランスミッションハウジングに完全に統合された新しい電気モーター。
軽量でありながらも、現行モデルよりも高いドライブトレインと回生性能値を提供、そのエネルギーは25.9kWhという大容量の高電圧バッテリーによって共有されるとのこと。
また11kWhの車載充電器ではエネルギー量が増加したにも関わらず、充電時間は短縮されるそうです。
内燃機関の根本的な改訂もあり効率と性能の向上が促進、新型パナメーラのすべてのドライブトレインは将来の排出ガス基準に対応できるように準備されているとも。
革新的なエアサスペンションを搭載
新型パナメーラには初めてアクティブダンパーコントロールと、幅広い追加機能を備えたオプションのハイエンドシャーシが用意されているそうで、バルセロナ港の石畳の上でも非常に快適、市郊外の曲がりくねった田舎道ではとてもダイナミックで機敏であったとのこと。
新型パナメーラには新しい2バルブショックアブソーバーを標準装備したセミアクティブ・シャシーが装備され、これにより圧縮とリバウンドをそれぞれ独立して調整することが出来、快適で高性能なシャシーチューニングの範囲を大幅に拡大されると言われています。
今回の事前発表ではまだ4つ目のEハイブリッドモデルがどういうものなのかの詳細についてはふれられていませんでしたが、11月のドバイでの発表を楽しみにしたいと思います。
最後に、今回公開されたカモフラージュ付きの新型パナメーラですが、このヘッドライトが一回り大きくカモフラージュされた姿を私はあまり好きではないので…(笑)↓
消してみたのがこちら。うん、なかなか良いのでは^^??↓
新型パナメーラの発表が11月@ドバイということは9月末のラグナセカでのワールドプレミアはやっぱり992.2かな…。
そっちもまたドキドキです。
続き→ 2023年11月24日に発表される新型パナメーラのインテリア
出典:(公式)Test driving the new Panamera: the last finishing touches