Geneva International Motor Show (GIMS) 2021は今までとは違う
2021年のジュネーブ・モーターショーは早々に「2021年の開催はありません」と、そのキャンセルがアナウンスされていたわけですが、ここにきて「やっぱり2021年3月にやるかも」という情報が出ているようです。
ヨーロッパ最大の自動車ショーであるジュネーブモーターショー。
この2021年版は、今までとは少し違ったバージョンでの開催を検討しているそうで、その新しい開催計画によると、ジュネーブモーターショーの開催期間は通常の15日間から、たった3日間のみの開催となるとのことで、またその公開対象はプレス関係の人のみとのこと。
そうなるとそれは、どちらかというと『モーターショー』というよりも、自動車メーカーたちによる合同プレス発表会みたいなイメージに感じますが、それでも、プレスの方々に何かしら発表される実車を見て報道してもらえるというのは、各メーカーにとっては良いことなのな。
この新しい形式でのジュネーブモーターショーは、スイスはジュネーブにあるPalexpo(コンベンションセンター)にて、物理的&仮想/バーチャル的なエレメントを混合させつつの、30分のプレス発表を含むオンラインのライブブロードキャストを行うことで検討されているようです。
3つの参加プラン
ジュネーブモーターショー側は、各自動車メーカーに対し、3つの参加プランを提案。
そのプランは15万フラン(約1,700万円)から、75万フラン(約8,600万円)までの価格帯となっているとのこと。
ただ、現時点においてまだどのメーカーが参加を希望、または予定しているかといった情報はないとのことです。
ちなみに15万フラン(約1,700万円)のパッケージだと、ショースタンド(LED TVウォールつき)に車1台のみを展示することが出来、そこに迎え入れることが出来るメディアの数は10。
さらにこれが高額のパッケージになると、最大4台の車の展示と、そこに迎え入れることが出来るメディアゲストの数が100になるとのこと。
今回、このようにジュネーブモーターショーがまた通年とは違った形での開催をするかもという話が出てきたものの、実際に開催可能になるかどうかは、地元の保険当局がそれを承認するかどうかにもかかっていることと、また、2020年のショーが土壇場でのキャンセルとなったことから、各自動車メーカーが負った損失は大きく、今回もまた「どうなるかわからない」という不安を抱えている状態での開催になることから、実際のところどうなるかはわかりません。
まだこのちょっと先が見えない状況において「参加するね~」と表明するのは、各自動車メーカーにとっても、なかなかの決断が必要になりそうです。
各自動車メーカーは参加するのかな
そもそもランボルギーニは今年の初めにもうこういったモーターショーには参加しないということを発表されていますし、ポルシェなどもオンラインに独自で新しいモデルの発表をしたりと、それぞれ今の時代にあわせた新たな発表方法を考えられてきています。
どうなるのでしょう、ジュネーブモーターショー2021。
モーターショー側としては、何かしらやっておかないと今後のモーターショーの存続自体が危ういという話も出てくるかもですし、色々と大変そうです。
で。もし2021年3月にジュネーブモーターショーが開催されることになって、ポルシェがそこに参加することに決めたとしたら?
そこで出てくるのは…もしかして?
もしかすると、やっぱり、アレなのかな。どうなの?いや、やっぱりこれは独自のライブストリームでの発表になるかな。ううーん^^
出典:
◆Geneva auto show may be back in 2021
◆2021 Geneva motor show could go ahead in modified format