お車好きな方であれば、リチャード・ハモンド(Richard Hammond)氏とジェームズ・メイ(James May)氏というお名前を聞いたら「あ、あの人たちか」と認識される方は多いのではないかと思います。

そう、彼らが出演していたBBCの『Top Gear (トップギア)』はあまりに有名ですよね。※今回のお話には出てきませんが、トップギアでのもう1人の司会者はジェレミー・クラークソン(Jeremy Clarkson)氏。
さてそんなトップギアに出演されていた2名が今回YouTubeで何を配信されたかというと、それが
『ポルシェ・タイカンターボGTと世界初の市販電気航空機の1つであるPipistrel Velis Electroをレースさせる』
というもの。

そもそもガソリンであろうが電気であろうが陸を走るという車と、空を飛ぶという飛行機をスタートからゴール地点までの同じ距離のレースをするというのは「何を言っています?」というものなわけですが、トップギアのお2人なので、ここはもう真面目なレースだと思って見ていくしかありません。
以前、彼らは20年くらい前に(凄い!)すでにセスナ182とブガッティ・ヴェイロンをレースさせていたとのことなのですが、今回はその「電気飛行機 vs タイカンターボGT」版。
イギリス南部を東へと横断するレースで、Somerset/Dorsetの州境にあるHenstridge飛行場をスタート地点とし、ゴールは174km(直線距離では129km)先にあるかつてはトップギアのテストトラックであったDunsfold飛行場。
いやいや、どう考えても陸を走るタイカンターボGTは信号だったり速度制限だったり、他の車(渋滞)など様々な支障の中を進まなければならないところ、飛行機であれば大空をほぼ直線距離でびゅーんと飛んでいけてしまうのですから、これはもう最初から勝負あった…でしょう?
と、やっぱり普通の方なら思うわけなのですが、ここでポイントはこの電気飛行機は中間地点くらいにあるThruxton飛行場で充電の為の停止が必要になっているとのこと。

なるほど、きちんとレースは計算されつくしていてタイカンと飛行機の移動時間が接戦となるようにされているわけです^^
このレース、勝った方がJames May氏が作られているJames Ginというお酒(ジン)を飲めることになっていたのですが、はたしてその結果は…。

ふふふ。
皆様お察しの通り真剣なレースではありませんので娯楽として見るものではありますが、何がびっくりってこのYouTubeのことをポルシェが公式に紹介していたので私も思わず書いてしまいました^^
トップギアがお好きだった方なら楽しめるのではないでしょうか。
ご興味ある方はこちらから(18:42)↓
出典:(公式)Land vs air – racing the Porsche Taycan Turbo GT against an electric plane