Manthey Racing: Porsche 911 GT3 RS MR
ドイツのレーシング・チームから始まったマンタイレーシング(Manthey Racing)が、新たにサーキット向けのポルシェ911 GT3 RSパッケージを更新&発表。
このマンタイレーシングによるチューニングされたポルシェを有名にしたのは、彼らが数年前にチューニングしたポルシェ911 GT2 RSが、ニュルブルクリンクで6:40.3というラップタイムを記録したこと。
その後も、彼らはポルシェ911 GT3 RSへのチューニングの開発にも着手し、それは日々凄いものになってきいるそう。
カーボンファイバーのホイールカバー
こちらのマンタイレーシングのGT3 RSで特徴的なのが、まずはカーボンファイバーのホイールカバー。
このホイールカバーは見た目だけではない機能性を持ったものとのこと。
通常は空気を取り込み、ブレーキを冷やすようにデザインされているターボファンとなっているだけのようですが、マンタイレーシングのホイールカバーは、実際にリアアクスルにダウンフォースを生み出し、リアウィングをより低い角度に設定できるようにしているのだとか。
これにより、最高速度を落とすことなく、GT3 RSのリアエンドの安定性を得ることが出来ると。
このダウンフォース&トップスピードをキープ出来ることで、ニュルブルクリンクでのラップライムに大きな差が出ると、マンタイレーシングのセールスマネージャーの方が語られています。
これらのカーボンファイバー・ホイールカバーは4,700ドル(約50万円)とのことで、なんだか凄いものなのに「え、それちょっとお安くないですか?」と思ってしまったのですが、えっと、いや、このホイールカバーはマンタイレーシングのBBSホイールにのみ装着可能。
そして、つまりはそのマンタイレーシングのBBSホイールから揃えるとなると、それに必要な価格は17,800ドル(約189万円)に。うん、やっぱりお高かった^^
さらには、ポルシェ911 GT3 RSのマンタイレーシングキット自体の価格は、64,671ドル(約685万円)とのことで、それにはこのホイール代金は入っていないとので、合計するとなかなかの金額になりますね。
マンタイレーシングキットでのもう1つの大きな特徴はサスペンション。
調整可能なセットアップは、ポルシェ911 GT3 Rとほぼ同じもので、サーキットでの走りを根本的に変えるものだそう。他にも様々なところが変更されています。
The Porsche 911 GT3 RS MR - Manthey-Racing kit in detail:ポルシェ911 GT3 RS MR マンタイレーシングキット詳細
まだこちらのポルシェ911 GT3 RS MRは、ニュルブルクリンクでのラップタイムを計測されていない(または発表されていない)のですが、純正のポルシェ911 GT3 RSが持つ公式ラップタイムである『6:56.4』を数秒短縮できるのでは、と言われています。
Porsche 911 (991.2) GT3 RS MR Onboard - Lars Kern @Bilster Berg: ポルシェ911 GT3 RS MRサーキット走行動画
こちらが、実際にこのマンタイレーシングのサーキット向けポルシェ911 GT3 RSパッケージでサーキット走行されているオンボード動画。
前を走っていたマクラーレンもあっさり抜いてますね。そして良い音してる~^^
出典:
◆Manthey Racing Turns The Porsche 911 GT3 RS Up To 11
◆These Porsche GT3 RS Wheel Covers are Rad and Functional
◆This Is The Porsche 911 GT3 RS MR And You Want One