新型ポルシェ911 ベルギー・レジェンド・エディションはXブルー

Porsche911 Belgian Legend Edition

ポルシェが、新型ポルシェ911(992)の初となるスペシャル・エディション版を発表。

ポルシェ911の992型、カレラ4Sをベースとし、元レーサーのジャッキー・イクス(Jacky Lckx)氏を称えるもの。

ジャッキー・イクス氏は、元F1レーサーでル・マン24時間レースで6回の優勝経験を持つ凄い方。

過去のレース(ラリーなど)では、フォードGT40やメルセデスGクラスでの優勝の他、ポルシェ935での優勝経験も。

この時代における「レースでの優勝」はポルシェにとって、非常に重要な意味を持っていたことから、その感謝と称賛の意を込め、2020年1月1日のジャッキー・イクス氏の75歳のお誕生日に、このポルシェ911スペシャル・エディションを発表することになったそう。

このスペシャル・エディションのアイデアはベルギーのポルシェインポーターである「D’ieteren」の提案でスタートし、すでに2018年に992が発表となった時から計画が始まっていたそうです。

こちらが、ご本人の前でスペシャル・エディションの911がアンヴェイルされる瞬間↓

いや～、これはドキドキしちゃいますね。自分の為にポルシェがつくってくれたスペシャルなポルシェ911なわけですから！！

8世代目ポルシェ911である992型の初となるスペシャル・エディションはカレラ4をベースに、オーダーカラーの深い青色(紺色)の「X Blue」と名付けられた色。

このページ下部に動画もありますが、動画で見て頂くとわかる通り、実車はもっと「黒」に近いくらいに見えます。

名付けられたカラーの名前である「X Blue」の「X」というのは、ジャッキー・イクス氏のスペルである「Lckx」からの「X」。

そしてそのブルーは、イクス氏が愛用されていたブルーと白のヘルメットに使われていた、ブルーの色なのだそう。

このスペシャル版の特徴の1つとして、Bピラー部分にベルギーの国旗とともに、イクス氏のサインが入っています。彼のサイン、お洒落。

車内センターのアームレストなどにもイクス氏のサイン入り。 カーボンのドアシルにはBelgian Legend Editionの文字も。

車のキーのサイドにもサイン入りで、キーの色もボディと同色のXブルー。

良く見ると、キーの横にサインが入っていることがわかります↓

ホイールはカレラクラシックホイールで、フロントが20インチ、リアが21インチ。

シートは18ウェイのスポーツシートでヘッドレストに911のロゴ入り、さらにシートなどにはぺブル・グレーのX模様のステッチ入り。

同色でのボディカバーまでついてくるそうなので、良いですね。

このベルギー・レジェンド・エディション911は75台のみの限定生産で、ベルギー国内でのみの販売。

限定75台にポルシェがモデルカーを用意

そして、ボディカバーと同じく「ついてくる」といえば、驚いたのがこちらです。

そう、ついてくるのはモデルカー！イクス氏ご本人に贈られるこのポルシェ911は限定75台のうち、もちろん「1台目」かと思われ、彼に実車と同時に贈られたモデルカーも「1 of 75」。

ベルギー・レジェンド・エディションの911と全く同じ仕様のモデルカーを、実車と同じ限定75台分のシリアルナンバー入りで用意されているなんて、なんとも素敵な計らいですよね＾＾　

こちら、動画の最後にイクス氏ご本人が911を運転して立ち去られる時のものなのですが、やはり室内ではボディカラーが黒に見えるくらいの濃紺に見えます。素敵な色なのだろうな～。

75歳でも、さっそうとポルシェ911に乗り込み立ち去る姿が、なんともカッコ良くて、素敵だなと思いました。

こちらのスペシャルエディションの911、お値段はまだ未発表だそうです。

The first special edition of the new 911 (992): Belgian Legend Edition.

こちらが、ベルギー・レジェンド・エディションがイクス氏ご本人に贈られた時の映像となります↓

Porsche, Ferrari Racing Legend Jacky Ickx -- AFTER/DRIVE

イクス氏がインタビューに答えられている動画。どのような方かご覧になりたい方は是非↓

出典：
◆ (公式) Blue ribbon　
◆ The First Porsche 911 Special Edition of the 2020s Is a Blue Beauty　
◆ First Porsche 911 (992) Special Edition Honors Jacky Ickx