ウクライナでの紛争に起因するサプライチェーン問題が理由
先日、BMWやVWがサプライチェーンの問題により生産を一時的に停止するというニュースが出ていたので、ああ、これはポルシェも来るだろうなと思っていたら。
やっぱり来てしまいました。ポルシェも生産一時停止。
ライプツィヒ工場でのマカンとパナメーラが生産停止
今回、対象となっているのはドイツのポルシェ・ライプツィヒにある工場で、一時的に生産停止となるのは、この工場で製造されているマカンとパナメーラの2車種。
ポルシェAGのスポークスマンによると、生産停止期間は『水曜日の午後から来週の終わりまで』とのことで、たぶんこれは2022年3月2日~3月12日頃までを指すものと思われます。
3月1日(月)にはポルシェたちを多く載せた船が沈没し、3月2日(火)からは生産停止を余儀なくされるなんて…なんなの(涙涙)。
現時点ではまだ911やタイカンは生産継続
このような状況の中でもまだ現時点において良かったなと思えることとしては、ポルシェAGによると、タイカンと911を製造しているシュトゥットガルト-ツフェンハウゼン工場においては今週もまだ生産が維持される予定とのこと。
とはいっても、ウクライナの状況の方が解消されていかなければ事態が良くなっていくわけもないので、このままいくとすべての工場(すべてのモデル)に影響が出てくるのは必至かも。
ポルシェAGとしても、今後については今後数日~数週間は状況を継続的に見て判断すると語られていて、専門家によるタスクフォースがポルシェの事業活動への影響度合い等を継続的に判断、決定していくと言われています。
ウクライナから調達していたワイヤーハーネスが理由かも
そしてこの業界に詳しい人の話によると(また出てきた、こういう人(笑))、ポルシェはフォルクスワーゲン、Skodaとともに、ウクライナ西部からワイヤーハーネスを調達していたとのこと。
ちなみにBMWもウクライナで製造されているワイヤーハーネスを使用しているとのこと。
これらがロシアのウクライナ侵攻により入手できなくなっていることが原因(の1つ)のようです。
ちなみにワイヤーハーネスとは、平均的な車で最大5km分のケーブルを束ねる重要な部品とのこと。凄い。そしてそれらは各メーカー・モデルごとに違っていて、これがないと車の製造は不可能とのこと。
あああ、これでまた私のGT3が遠のいていく~(涙涙)!!
…って、あ、私、911 GT3のオーダーもしていなければ、まだ「買いたいです」の列にも並んでもいなかった^^。
それは近づきも遠ざかりもしないですね(笑)。
とにかく!
早く様々な状況がすべて良い方向へと向かってくれることを祈ります。
出典:
◆ Porsche suspends Macan, Panamera output due to Ukraine conflict
◆ Ukraine invasion hampers wire harness production for automakers