2024年にオープンしたばかりのPorsche Studio Singapore
さてさて、先日シンガポールに立ち寄りましたので今年年初にオープンしたばかりのポルシェスタジオシンガポールにも行ってみました。
こちらが入口↓
入ってみるとさすがに2階建てで約790平方メートルあると言われるだけあってなかなかの広さを感じます。
カフェ・カレラ
入ってすぐ左手にあるのが『カフェ・カレラ (Cafe Carrera)』。
このように展示車(この時はタイカン)の隣にカフェがある感じです。
カフェではコーヒーなどの飲み物の他、いわゆるスターバックスで売られているようなものたちが販売されていました。
なかなかの充実度。
ちゃんとそれぞれにはポルシェのクレストがついたチョコレートのプレートが付けられていたりと「ポルシェのカフェだよ」ということにぬかりありません。
かなり大雑把に作られた印象がありながらも911に見えてしまう(笑)クッキーも。
ポルシェライフスタイルグッズも充実
店内にはカフェや展示車だけでなく、公式のポルシェライフスタイルグッズの販売も沢山ありました。
日本には入ってきていないようなポルシェライフスタイルグッズもちらほら。
あとは、ポルシェスタジオシンガポールのオープンを記念して作られた『プロトタイプコレクション』もありました。
プロトタイプというだけあって、車が発表される前のテスト段階で車につけられているカモフラージュ柄が入ったデザインのものたち。
最近は日本にもこのプロトタイプ・コレクションのいくつかが入ってきていますね^^↓
ポルシェスタジオシンガポールで見つけた日本ではあまり見たことがなかったものの1つがワッペンっていうの?でした。
左にある紫のシンガポール2024というワッペンがラスト1個だよ!と言われたのですが、PORSCHEという文字がどこにも入っていないので「でもポルシェって入っていないよ」と言ったら、この紫色がシンガポールのポルシェということを象徴しているとのこと。
なるほど、確かに先日EVマカンがシンガポールで発表された時も会場のテーマカラーは紫だった。
紫色が今後もずっとシンガポール・ポルシェのカラーなのか、今年だけのものなのかはわかりませんが…。
こちらのワッペン↓には「エプロンとバック会社」と書かれていたので日本人の方のデザインなのかと思ったのですが、そうではなくただ会社名を日本語訳しただけのようです。
ただ、こちらの制作過程は日本の「刺し子」技法で作っているとのこと。
私がポルシェスタジオシンガポールを訪れた時点で、日本では2024年8月22日から発売が始まったばかりの『AHEADコレクション』もすでに売られていたので、日本にはなさそうな?AHEADコレクションのワッペンなども購入。
あとはせっかくのシンガポールなので、各商品とも日本より数千円ずつ高かったのですが、記念にということでここでプロトタイプコレクションもいくつか購入しました^^
夫のプロトタイプコレクションのポロシャツの袖には別途購入した可愛いポルシェモータースポーツのペンギンのワッペンをつけて頂いたりして特別仕様にしてみました(ここでは購入したワッペンをその場でつけてくれるのです)。
ポルシェスタジオシンガポールは2階建てなので、2階にも行ってみたいと思います。
お店中央にある階段を上るとそこにはフェリー・ポルシェ氏のかの有名なクオートが。
子供が「なんかいいね~」といって写真を撮っていたので、とりあえず子供へのポルシェへの洗脳も地道に進んでいるようで大満足(笑)。
やっぱりシンガポールではポルシェも高い
2FにはGT3の展示がありました。
1Fにいたポルシェスタジオのお兄さんが「上に展示してあるGT3は90万シンガポールドル超えでほぼ100万シンガポールドルだよ」と教えてくれていたのですが、いや~やっぱり高い!
そもそもオプションなしの車両本体価格がいくらなんだろうと思ってポルシェシンガポールのコンフィギュレーターを確認したみたところ、992.1のGT3の車両本体価格は880,488シンガポールドル。それって今の価格で約9,770万円。
たっか!!!想像以上の高さに驚きでした。
小さいながらもキッズスペースも完備。
ポルシェスタジオシンガポール内ではまったくもって商談が行われるような雰囲気はなかったのですが、一応商談スペースらしき場所もありました。
ポルシェの本なども。
気軽に触れるパネルもあり、ここではコンフィギュレーションも出来るのかな?
2F奥にもさらにもう1台の展示車スペース。
ちなみに2Fへと車をあげる為のリフトはカッコ良くもシームレスに店内の中央に設置されています。
この2F奥は何がすごいって、上も横もモニターで囲まれたエリアになっていました。
反対側の奥にはシミュレーター。
さらには様々なポルシェや車に関する本などがあり、自由に閲覧することが可能。
なぜ日本のポルシェスタジオは敷居が高いのか
そして2Fにもカフェスペースがありました。
今回ポルシェスタジオシンガポールを訪れて、とても強く思ったことの1つは「ポルシェスタジオシンガポールは多くの人が気軽に立ち寄れ、ポルシェブランドに触れられる場所として確立しているな」ということでした。
というのも、日本にもポルシェスタジオ銀座、そしてポルシェスタジオ日本橋という2つのポルシェスタジオがあります。
どちらもとても素敵な場所でポルシェブランドに触れられる場所ではあるのですが、私の中で「気軽に行ける場所」となっていないのは事実です。
今回、ポルシェスタジオシンガポールを訪れてみて思った&わかったのが、なぜ日本のポルシェスタジオはなんとなく敷居が高いのかということ。
それって、たぶんですが私が思うに「無料で飲み物などが提供されるから」ではないかと。
いや、無料で頂ける方が顧客にとっては嬉しいことかもしれないのですが、ポルシェスタジオシンガポールの中に入っているカフェはもちろん、どれも「有料」なのです。お金を払わなければ飲み食いすることが出来ません。
でも逆にいえば、お金を払って飲み物や食べ物を購入すれば、少なくともそれらを食べている間はポルシェスタジオ内にいられるのです。
これ、物凄く大きな違いだと思います。
というのも、私がもし日本のポルシェスタジオの近くをお友達と歩いていたとして「あ、ポルシェスタジオでお茶する?」とはならないのです。
なぜなら「特にポルシェスタジオには用事がないのに、無料でお茶を出してもらう為に行く」という行為が自分の中ではばかられるからです。
でもこれが普通に有料のカフェであれば「あ、そこにポルシェのカフェがあるけど行く?」ってなるかと思うのです。
たぶん、日本ではよりお客様に寄り添った形で「いつでもお気軽にお立ちより下さい」になっているのだとは思いますが、実際に訪れる側からしたら「カフェとして払って滞在できる」方が入るキッカケ、入るためのハードルが下がるような気がしました。
実際、何かしらの用事を作らないとポルシェを持っている身としてもなかなか入りづらい印象はあります(ごめんなさい)。
ポルシェスタジオシンガポールはたぶんですが、このカフェが有料のカフェとして存在していることで、多くの人が自由に気軽に訪れられているような印象を受けました。
最後にこちら、ポルシェスタジオシンガポールのお手洗いの表示はPEC東京での表示と同じヘルメットをかぶった皆さんでした。可愛い^^
日本のポルシェスタジオとはまた違った雰囲気を感じ、見たこともないポルシェライフスタイルグッズを見たり、スタジオのお兄さんお姉さんと楽しくお話したりととても楽しい時間でした。
あと…実はこのポルシェスタジオシンガポールのカフェカレラで使われているカフェカレラのロゴ入りの紙コップも頂いてきちゃいました。
「これ、日本にはないから1つ頂けませんか?」と図々しく聞いてみたところ「1つと言わず、家族分が必要でしょ!」と沢山くれたポルシェスタジオシンガポール様に感謝です。嬉しい^^
シンガポールに行かれる機会がある方は是非立ち寄られてみて下さい!
参照記事:Innovative Porsche Studio opens in the heart of downtown Singapore