ポルシェが望むのは人々の安全と幸せ
多くの人が望んでいるのと同じく、ポルシェとしても現在のロシアとウクライナの状況に対して良い思いは持っておらず、敵意を持つことをやめ、外交が復帰することを望まれています。
そして何よりも人々の安全と幸せが最も重要なことである、と。
現在の状況下において、ポルシェはロシアへの車両の出荷を直ちに停止。ロシアでの事業活動が大幅に中断されたことなど、全体的な状況に基づき決定をしているとのことです。
ロシアで人気のポルシェはカイエンとマカン
ロシアには、20の都市に合計26か所のポルシェセンターがあり、2021年会計年度では合計6,262台のポルシェ車両がロシアにデリバリーされています。※世界全体では2021年度の販売台数は301,915台。
2021年にロシアで最も人気があったモデルはカイエンで、3,431台を販売。全体の54%の数。続いてはマカンで、その数1,413台。全体の22%。
つまりはSUVだけで4,844台…ロシア全体のポルシェ販売のうちの77%以上。
ちなみにポルシェ911の販売台数は375台だったそう。
ウクライナへ100万ユーロの寄付(約1.27億円)
また、ポルシェはウクライナへ100万ユーロ(約1.27億円)の寄付をすることも同時に発表。
100万ユーロのうち、75万ユーロはフォルクスワーゲングループの長年のパートナーであるUNO-Flüchtlingshilfe e.V. (UN Refugee Aid)に送られ、現場で重要な実践的支援を提供することになるとのこと。
寄付金は2014年からウクライナで活動しているUNHCR (UN Refugee Agency/国連難民高等弁務官事務所)に直接送金。
残りの25万ユーロはフェリーポルシェ財団へ寄付されるとのことで、この財団では特に子供や若者への支援に重点を置いているもので、今回は例えば SOS Children's Villagesを支援する為に寄付金を使用することを計画。
さらにポルシェはポルシェ社内においても社員たちがUNO-Flüchtlingshilfに各人が寄付をすることが出来るようにしているそうです。
出典:
◆(公式) Vehicle deliveries to Russia stopped
◆(公式) Ukraine conflict: Porsche donates one million euros