ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)
2025年3月12日に、今年度のポルシェジャパンジュニアドライバーとなる方が発表されました。
2025シーズン・ポルシェジャパンのジュニアドライバーさんは:
- ポルシェカレラカップジャパン (PCCJ)→佐藤樹さん
おめでとうございます^^
佐藤樹(さとういつき)さんプロフィール
■車両:Porsche Japan Junior Programme(ゼッケン91番)
■生年月日:2002年12月3日(22歳)
■出身地 : 神奈川県
■レース戦歴:
2024年 FIA-F4シリーズランキング12位
2023年 FIA-F4 シリーズランキング13位
2022年 JAF F4シリーズチャンピオン
2021年 もてぎ・菅生スーパーFJ選手権シリーズチャンピオン
■SNS:
Instagram :https://www.instagram.com/itsukisato1203
X(旧Twitter): @itsukisato1203
Facebook : https://www.facebook.com/share/18o5yQNt9S/?mibextid=wwXIfr

佐藤選手は 2013年にカートでドライバーとしてのキャリアをスタートされたそうで(カートスタート自体は3歳から!)、レース戦歴は前述の通り。2022年にはホンダレーシングスクール鈴鹿を卒業されているそうです。
佐藤選手は:
「この度はポルシェジャパンジュニアドライバーに選出していただき感謝しています。初めてのツーリングカーでのレースとなり、かなりチャレンジングな一年になると思いますが、このような素晴らしい環境を活かし、シリーズチャンピオンを獲得できる様に努力していきたいと思います。またドイツで行われるポルシェオーディションに参加し、海外でも活躍できる国際的なドライバーになることを最終目標に頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
と語られたとのこと。
ドイツでポルシェオーディションなんていうものがあるのですね~。

これは優秀なドライバーはポルシェ本社が実施するオーディションに参加出来るというものらしく、オーディションに通ればモービルワンスーパーカップなどのさらに上位カテゴリーへの挑戦の機会が与えられるのだとか。
応募資格としてはまずはPCCJ事務局によるオーディションに通る必要がありますが、他にもPCCJに参戦年の11月時点で24歳以下でなければいけないそう。
ただ佐藤選手の今年の11月時点での年齢は22歳。まだまだチャンスあるので頑張って欲しいですね^^
走らせるポルシェ911 GT3 CUPは一般公募から選ばれたリバリーデザイン
今シーズン、佐藤選手が走らせるゼッケン91番の911 GT3 Cupのデザインは、なんと一般公募より選ばれたもの。

今回のデザインの募集テーマは
- PCCJ25周年
- クラシックと未来的な融合
- 日本のエッセンス
の3つとなっていて、今回のこのデザインが選ばれた理由としては、この3つの要素に対して「時」を表現したストライプと日本の伝統的な色合いを用いたカラーリングによって最もテーマに則したデザインと評価されたからとのこと。
ぱっと見るとダカールのリバリーっぽさも感じる気もしますが(使われている色使いかな?)、さらにダカールのデザインよりももっとシックなイメージ。

日本の伝統的な色合いというところについてもう少し説明が欲しかったけれど、何にしても素敵だと思います^^

2025年 ポルシェカレラカップジャパン レース日程
ラウンド | 日程 | サーキット | 開催イベント |
---|---|---|---|
オフィシャルテスト | 3月18日(火) - 19 日(水) | 富士スピードウェイ | PCCJオフィシャル合同テスト |
第1戦 - 2戦 | 4月4日(金) - 6日(日) | 鈴鹿サーキット | F1世界選手権(日本グランプリ) |
第3戦 - 5戦 | 5月24日(土) - 25日(日) | 岡山国際サーキット | OKAYAMA チャレンジカップレース |
第6戦 - 7戦 | 7月19日(土) - 20日(日) | 富士スピードウェイ | SUPER FORMULA 第6戦、第7戦 |
第8戦 - 9戦 | 8月9日(土) - 10日(日) | スポーツランドSUGO | SUPER FORMULA 第8戦 |
第10戦 - 11戦 | 9月26日(金) - 27日(土) | 富士スピードウェイ | FIA 世界耐久選手権第7戦 |
2025年 ポルシェスプリントチャレンジジャパン レース日程
ラウンド | 日程 | サーキット | 開催イベント |
---|---|---|---|
第1 - 2戦 | 5月11日(日) | スポーツランドSUGO | SUGOチャンピオンカップレース |
第3 - 4戦 | 6月21日(土)-22日(日) | 岡山国際サーキット | スーパーフォーミュラライツ |
第5 - 6戦 | 10月4日(土) - 5日(日) | 鈴鹿サーキット | 鈴鹿クラブマンレース |
第7 - 8戦 | 11月9日(日) | 富士スピードウェイ | 富士チャンピオンレース |
※両シリーズ共に開催日程やレース数は変更になる場合あり
ポルシェがスーパーGTに復活
他にも2025年シーズンには「seven x seven Racing」が911 GT3RでGT300クラスへエントリー。
ドライバーはGT300で2度チャンピオンを獲得した藤波清斗選手とPCCJ史上最多となる4度のタイトル経験を持つ近藤翼選手。

seven x seven RacingはスーパーGTに加えて、さらにスーパー耐久のST-XクラスとSROジャパンカップにも参戦(911 GT3R)されるほか、PCCJのプロクラスおよびプロアマクラスに参戦予定とのことです。
ポルシェ正規ディーラーを経営するEBIグループ(ポルシェセンター青山、目黒、高輪など)の「Porsche Team EBI」は、718ケイマンGT4 RSクラブスポーツでスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに参戦。

ドライバーはポルシェプロの資格を保有する北園将太選手、2015年のPCCJにPorsche Team EBIより参戦しスーパーGTのGT300クラスでもポルシェをドライブした経験を持つ久保凛太郎選手、そして2023年のPSCJ&2024年のPCCJにポルシェジャパンジュニアドライバーとして活躍された平安山良馬選手。
レースカーメンテナンスはこの2月に新たに誕生したポルシェサービスセンター東京ベイ辰巳にてEBIのメカニックさんが担当されるとのことです。ポルシェサービスセンター東京ベイ辰巳、いきなり大活躍のシーズンとなりますね^^
EBIグループのスーパー耐久参戦はこれで5シーズン目を迎えるとのことです。
ポルシェセンター岡崎は昨年に引き続き2台の911 GT3RでGTワールドチャレンジアジアに参戦。
18号車(Nine Racing)は2012年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオンの永井宏明選手が小高一斗選手と新たにコンビを組み、鈴鹿1,000kmでは3人目のドライバーとして篠原拓朗選手を迎えての参戦。

25号車(NK Racing)は2020年、2021年のPCCJプロアマクラス王者の内山清士選手と、今シーズンのスーパーGTでも911 GT3Rを駆る近藤翼選手のコンビを継続、マレーシアおよび中国ラウンドでは昨シーズンまで18号車をドライブしていた元ポルシェジャパンジュニアドライバーの上村優太選手が近藤選手に代わって出場されるとのことです。

2025年シーズンも皆さまが安全にご活躍されますように^^
出典:
◆(公式)ポルシェジャパンジュニアドライバーに佐藤樹を選出
◆(公式)porschecarreracupjapanインスタグラム
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