ポルシェが『Porsche Holiday | The Coded Love Letter』という動画を公開。ん?暗号化されたラブレター?
いわゆるホリデーシーズン向けのグリーティング動画と思われるものなわけですが、これがただ「Happy Holiday」というメッセージだけではなく非常に意味深なものなわけです。
というのも、暗号化されたラブレターというタイトルと共にポルシェがこの動画につけたコメントが:
『Your first clue in the hunt for 8 hidden details: a license plate that takes you back to the start. Spot it? Know the story? (8つの隠されたディテールを探す、その最初のヒント:原点へと導くナンバープレート。見つけられましたか?そしてその背景にある物語を知っていますか?)』
というもの。
そう、この動画には8つの隠された何かがあると言われています。皆様はおわかりになるでしょうか?
まずはこちらが動画です。32秒の短い動画なので是非^^↓
私もそんな風に言われてしまうと「それはもう探すしかないでそしょう!」とコマ送りして数回見ちゃいました(笑)。
ではシーンごとに見ていきたいと思いますが、気づけていないこともまだまだあるかと思いますので、何か「ここにもこういう意味のものがある!」とか気づかれた方は是非教えて下さい^^
まず最初のシーンがこちら。ここでの気づきは2つ。
1つ目は一番最初にちょっとだけ一番手前にうつる白いものレゴのポルシェであるということ(ごめんなさい、下のスクショ撮った時にはすでに見切れています)。
そして2つ目が右に停まっているターボのナンバープレートが『K 45 286』であるということ。

この『K 45 286』は、ポルシェの最初の356につけられたナンバーとなっています。
こちらがポルシェミュージアムに展示されているというお車。まさにナンバーが一致↓

つまり今回の動画はポルシェが始まった最初を示すストーリーから始まっているわけですね~。
続いてタルガに乗り込む男性。

走り始めて出てくる風景には左の方にメルセデスが登場↓
これは500Eと言われていてポルシェが開発・生産に関わったと言われているモデル。
そして走っているタルガのナンバーもここで登場するわけですが、そのナンバーは『S PM 1963』。
S:シュトゥットガルトで製造された車
PM:Porsche Moment (ポルシェモーメント)→動画の最後にハッシュタグでも出てくるのでたぶんPMはこの意味
1963:ポルシェ911の誕生年

ポルシェの最初の356につけられたナンバー、そしてポルシェ911が誕生した1963年を表示したナンバーときて、すれ違ってくるのは現代を象徴するフル電気自動車であるタイカンかな?

その後、ポルシェ仲間たちが集う場がうつされそこには356だけでなく奥の方を良くみるとポルシェの赤いトラクターもいますね^^↓

続いてタルガに貼られているステッカー(デカール?)たちが、歴史を刻むごとに増えていくかのごとく、どんどん増えていきます。
このステッカー、何でしょう?検索してみたけれどわかりませんでした。

増えていくステッカーたち。Rennsportにダックテールとかを表している?左下のはポルシェの72-73のワールドチャンピオンステッカー(ポルシェクラシック型番:91170110324)のようです。
ちなみに先日発表された『911 GT3 90 F. A.ポルシェ』につけられたグリルバッジもこのデザインとなっていましたね。

さらにはポルシェの黄金期を支えたスポンサーと言われるF.A.T Internationalのステッカーや、現在もポルシェと協業されているデザイン・メディア・プロダクトを横断したオートモーティブ・カルチャーブランドであるType7のステッカーなども追加されました。

まさに始まりの時代から(この場合はこのタルガの始まりから)現代までもをずっと走り続けられ、ポルシェライフをオーナー様が楽しまれてきているということが良くわかります。

日がくれてきて街中を走る景色はすでに夜に。

車内のメーターが映し出されると、その走行距離を示すメーターの数字は『74911』↓
下三桁が911なので、たぶん区切りとしては「74と911」になるかと思われ、では74は何かな?と考えるとそれはやっぱり1974年。
昨年2024年にはポルシェ911 ターボの50周年を記念したモデル『911ターボ50イヤーズ』が1,974台限定で販売されたことも記憶に新しいかと思います。
というわけで、これはターボの誕生年である1974+911を表している数字。

さらに良く見てみると走っている風景にうつる高速道路の案内には「Nürburgring (ニュルブルクリンク)」の文字があり、その下にはそこまでの距離の案内として「5:19.546」。
これはニュルブルクリンクでポルシェ919 Hybrid Evoが記録したタイムとなっています。

1日のドライブを終え最後についた先の夜景…の空を見上げると、そこには良くみると☆でかたどられたホエールテール(くじらのしっぽの形)が見えませんか^^? ↓

最後にはたぶん自宅に帰ってきてスマホをキーを置いた画面になり終わるわけですが、ここで表示されている画面がPorscheのインスタ投稿画面となっていて、それにType7が「いいね」をつけていたりします。
ここに表示されている時間やいいねの数等々にも1つ1つ意味があるのでしょうか?
唯一、シェアされている数の「2038」は、ポルシェ誕生の年である1948年から数えて90周年目となる2038年を指しているのかな?と思ったり。
あとは、ここでハッシュタグが#PorscheMomentが使われていたことから、最初に出て来たナンバープレートの「PM」はポルシェモーメントを指しているのかなと思った次第です。

…と、色々と見てきましたがポルシェが最初に言われたのは『8つの隠されたディテール(とその物語)』。
その8つが何かというと:
①最初の356につけられていたナンバー『K 45 286』
②メルセデスの500Eの登場
③タルガのナンバーがポルシェ誕生年を示す『S PM 1963』
④赤いトラクターの登場
⑤ステッカー(デカール)での過去から今までの歴史
⑥ターボ誕生年の1974年の表示(74911)
⑦919ハイブリッドEVOが達成したニュルのタイム
⑧ホエールテールの出現
かな?と思いました。
というわけで、私の予測としてはそのうち出てくる何かしらのポルシェには過去へのオマージュとしてホエールテールがつけられるのかも!!!
なーんて色々と想像しながら見る動画は楽しかったです。世界中のポルシェファンが真剣に色々と見たのでしょうね^^
