約380周x750ドルx3台
2023年6月10~11日に開催されるル・マン24時間レース。
この場にポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)は特別なカラーに彩られた3台のポルシェ963を用意。
このカラーリングは歴史的に重要なモータースポーツカラーに敬意を表していて、かつポルシェの75周年、そしてル・マン24時間レース100周年記念を組み合わせたものとなっているとのこと。
さらに今回発表されたのが、この新しいハイブリッドプロトタイプの車たちがレースに出場するもう1つの理由について。それがこれらポルシェたちは「チャリティーの為に(も)走る」ということ。
ポルシェ75周年にあわせて、レースで1ラップするごとにポルシェが750ドルを寄付するというもので、その寄付の目的は先は世界中の病気の子供たちを支援する為に使われるとのことです。→Kinderherzen retten e.V.、Interplast Germany e.V.、the Ferry Porsche Foundationの3つへ寄付
1ラップごとに75ドルではなくて、750ドルなのがさすがポルシェ。
ちなみに2022年のル・マン24時間だと最多周回数が380周なので、その場合は380x750ドル=285,000ドル(約4,000万円)。
確かに1周につき7,500ドルだと高すぎ(数億超える)、75ドルだと少なさすぎという微妙なラインである1周750ドルは良いところなのかなという感じがします^^
でもさらに凄いのが3台出場されるうちの1台だけではなく3台ともの周回数を寄付するようですので、最大約380x3台=1,140周、つまりは1,140x750ドル=855,000ドル(約1.2億円)の寄付をされるという計算になります。
ポルシェ75周年、そしてル・マン24時間レース100周年をお祝いするにふさわしいとても素晴らしいオファーだと思います。
寄付だけが目的ではありませんが、ル・マン24時間レースでのポルシェの検討に期待したいと思います^^
★追記(2023.6.16)★
その後、レース結果としてポルシェペンスキーモータースポーツ・ハイブリッドプロトタイプは合計733周を完走したことから、549,750ユーロの寄付となるところ、911,000ユーロに増額して3つの慈善団体に寄付されたとのことです(出典はこちら)。
出典:(公式)Racing for Charity – Porsche’s donation initiative in Le Mans