第3四半期の米国ポルシェ販売台数は前年比5%アップ
先日、ヨーロッパにおける2020年8月に売れたポルシェモデルのなかで、ついにタイカンが1位になったとの発表がされました。
そして、今回はアメリカでの第3四半期に売れたポルシェモデルの台数が発表となっていたので見てみました。
細かいグレードの違いでの台数は発表されておらず、すべてそれぞれのモデルのすべてのグレードをあわせた台数となっています(例:911の中には、ベースモデルもターボもすべて含まれるということ)。
こちらが第3四半期の米国ポルシェによるモデルごとのポルシェ販売台数(米国にある192のディーラーによるポルシェ販売の合計台数)です:
第3四半期米国:2020年7月~9月
モデル | 2019年 | 2020年 | 前年比 |
911 | 1,701 | 1,567 | -7.9% |
718 | 1,048 | 1,084 | 3.4% |
タイカン | - | 1,858 | - |
パナメーラ | 1,276 | 1,064 | -16.6% |
カイエン | 4,300 | 4,509 | 4.9% |
マカン | 6,480 | 5,466 | -15.6% |
合計 | 14,805 | 15,548 | 5.0% |
まだまだコロナの影響がある中でも、それなりに回復してきていると見られているようです。
そして、米国においても第3四半期に入ってフル電気自動車のタイカンがマカンとカイエンに続いて、3番目に多く売れたポルシェモデルに。
全体の売上台数の約12%をタイカンが占めたことになります。
今回、米国ポルシェはこの売れた販売台数のうちプラグインハイブリッドモデルの車(パナメーラ/カイエン)の販売台数がそのうち何台であったかの発表はされていないものの、メディアによると米国におけるプラグインのシェアはだいたい約20%くらいになってきているのではないか、とのことでした。
2020年の第1~第3四半期までを合わせると、タイカンの売上は2,897台となり、ポルシェ全体の売上の7.3%に相当。
2020年内にフル電気自動車(タイカン)のみで全体の10%のシェアを達成することはちょっと難しいかもしれないものの、それに非常に近い数字にはなるだろうと見られ、また来年は10%が始まりとなるくらいで、もっともっと大きいシェアを取るようになっていくのではと言われています。
ちなみに、米国ポルシェにおけるポルシェ認定中古車販売台数は、第3四半期(2020年7月~9月)で合計7,661台、前年比26.4%プラス。
出典:
◆(公式)Porsche Reports Third Quarter U.S. Retail Deliveries
◆Taycan Was 3rd Best Selling Porsche In U.S. In Q3 2020