リニアモーターカー試乗で時速500㎞を体験
飛行機などではなく、地上を走行する乗り物で人生初の「時速503km」というものを体験してきました!時速503km…そう、このスピードで走り抜けることが出来る乗り物といえば…いつになったらできるの?という、あの「リニアモーターカー(超電導リニア)」です!
山梨県立リニア見学センターでのリニア試乗体験
このリニアモーターカーはまだ開発途中であり、山梨県にある「山梨県立リニア見学センター」にて走行実験などが繰り返し行われています。ちなみにリニアモーターカーは磁気浮上式鉄道(超電導リニア)と言われており、英語で海外の人に説明する時に「Linear motor car」と言ってもほぼ通じず、英語では「Maglev Train」と言った方が確実に通じます。「磁気浮上」=Magnetic levitationからのMaglveです。
このリニア見学センターでは、リニアモーターカーが試運転走行をしている際には、見学センターからリニアモーターカーが時速500キロで走り抜ける姿を見学することは可能です。しかしながら、この実際の試運転しているリニアモーターカーに「乗車」する為には、かなり前から応募して、抽選に当選する必要があります。私は2度目の応募で当選!嬉しすぎる!
ちなみに第一回目の抽選の際は、倍率が100倍以上ですごかったようですが、最近では30倍とかくらいまで下がってきているようなので、さらに今後は当たりやすくなるかと思います。また夏休みの期間に試乗があるとのことでしたので、もうすぐ新たな抽選申込が始まるかもしれません!ご興味ある方は是非ご応募を。JR東海さんのサイトより応募できます。
というわけで、ポルシェさんに子供たちを乗せ、山梨県まで走って行ってきました!ポルシェで感じられるスピードをはるかに超えた時速500キロ、想像もつきません…。
乗車する人はリニア見学センター駐車場のすぐ下にある乗車する為の特別なビルに向かいます(ちなみに駐車場は無料で沢山ありますので、車で行って問題ないと思います)。
ここでまずはスタッフの方が家族写真などの記念撮影をして下さいます(自分たちのスマホやカメラを渡すと、それで撮影してくれますので、よく観光地にありがちな撮影をして印刷したものを買わされるという、写真撮影でお金を取ったりはしません!親切!)。良い記念になります。
リニアモーターカー施設はすべてJR東海管理下
もちろん、この施設もすべてJR東海さんの管理下です。最近、色々とこのJR東海さんとリニアの開発について談合などのあまりよろしくないニュースも耳にしますが、せっかくの乗車体験、そんなことは考えずに楽しく乗らせて頂こうと思います(笑)!
リニアモーターカー試乗前は空港並みの手荷物検査
施設内に入る前には手荷物検査です。子供のリュックなども、もちろんちゃんとすべて確認されました。
さらに手荷物検査をされたあとには、まさにここは空港?と思えるような金属探知機のゲートが!んーーーなんだかテンションがあります!
セキュリティーを問題なく通ったら、乗車券の発券です。このあたりも飛行機みたい。実運用になった際にもこのような感じになるのでしょうか?それとも現在は試乗だから?
当選すると事前に自分の登録番号が書かれたハガキが送られてくるので、その番号を入力する形で乗車券の発券をします。発券されたチケットには、応募の際に登録した乗車者の名前と、それぞれが乗るリニアの何号車目かと何番の座席かという指定がされたチケットが印刷されます。完全、指定席制です。
手荷物検査→搭乗発券機と進みましたので、いよいよチェックインです!搭乗券にあるコードを機械にかざして入場する形です。まさに空港な感じ。
超電導リニア乗車体験前には説明会参加が必須
さて、チェックインをしたあと、促されるままにその先にある室内に入ります…と、そこはセミナールーム。ここでの座席も、リニア内での指定席と同じように番号が貼られ「1号車の10列目A」みたいに、きっちり決まっています。その中で、自分の指定席を探して着席。
ここから、簡単なこの日の走行予定が説明されます。実験の路線は長さ42.8km。ここをまずは時速320kmで上野原市の方へ向かい、そこから一気に時速500㎞で笛吹市まで走り抜け、また笛吹市から上野原市手前までを時速500㎞で走り、その後実験センターに戻るということです。
この他、リニアモーターカーの歴史などの動画もありましたが、その辺りは撮影禁止でしたので、いずれ機会がある方は是非見てみて下さい!リニア見学センターの中の動画上映でも似たようなものが見られます。
ちなみに開通したら「東京ー名古屋間が40分」「東京ー大阪間が67分」だそうです。普通に通勤圏内くらいの所用時間ですね。凄い!金額ははるでしょうが、時間的なことだけを考えたら「今日はちょっと名古屋にいる友人とランチ」なんていうことも、夕方までには都内に帰らないといけない子供を持つママなどでも気軽にできるようになりそうです。
そうそう、そしてこのリニア試乗乗車体験者には、全員にリニアのメモ、ボールペン、カタログ、クリアファイル、リニアの何かカード?、それに体験アンケートが配られます。
さらに小学生以下には工作でリニアモーターカーが作れるセット、小学生の子供には夏休みの自由研究にそのまま使えると言われた(笑)、リニアモーターカーに関する研究カードみたいなものが頂けます。我が家のこの夏の自由研究は本当にもうこれでいいかも(笑)。
さて、このセミナーを通してワクワク感がたかまってきたところで、いよいよ乗車です!アナウンスと、場内の係の方々によって「1号車の方からどうぞ~!」みたいに誘導され、リニアモーターカーに進みます。