Ferrari SF90 Stradale:SF90とは
今回、ちょっとフェラーリの営業さんにお会いしたいなと思っていたことがあったのですが、そんな時にちょうどコーンズ芝にSF90が来ているとのことだったので、営業さんに会いに行きつつ、SF90ストラダーレにも会わせて頂いてきました~^^
あまり良く分かっていない私自身の為に^^、SF90って何?っていうところから始めると、
- SF:スクーデリア・フェラーリ
- 90:フェラーリ創立90周年
- ストラダーレ:公道を走ることが出来る車
ということなのだそう。なるほど。
フェラーリ初のプラグインハイブリットカー
そして、このフェラーリモデルの何が1番の特長かというと、たぶんそれはこのモデルが『フェラーリ初のプラグインハイブリットカーである』ということ。
VINナンバーが記載されているプレートの下部分にも『Hybrid Vehicle (ハイブリット車)』との表記がありました。
フェラーリも、いよいよプラグインハイブリッドの時代なのか~。
そしたら、ちょっと私もついにプラグインハイブリッドカーでも買ってみるかな?なんて、お気軽に検討してみる為に会いに行ったSF90です。
…って、いや、嘘、嘘、嘘です。ごめんなさい、無理ですから!!!
もちろんこちらのSF90、めちゃめちゃカッコイイですよ!
そして、スペックも凄いですし、フェラーリが作られたハイブリッドカー、きっと何もかもが凄いのではないかと思います。
でも、無理なのですよ~。だって、あの、めちゃめちゃ高いぃぃ(笑)!!
この日展示されていたこちらの素敵なSF90も、オプションを入れたお値段でだいたい7,000万円弱。
とりあえず私ではどうあがいても気軽に購入検討は出来そうにないので、この日はもう、SF90に会えるのはこれが最初で最後とばかりにたっぷり見せて頂いてきました^^!
こちらが左右のエアインテーク。
そのエアインテークのすぐ近くのドアについているのがドアハンドル↓。
ハンドル部分に触っていない時には、黄色の丸の中のように閉じたようになっていますが、いざドアを開けようとする時には、上から下に向けてこの部分を押して、その部分をひっぱって開ける感じでした。
フタみたいな部分を押して開けてよく見てみると、その下部には鍵の差し込み口もありました。
そしてこのフロント部分を横から見たところのデザインといったら!
なんだかもう、海の中とかで何か(SF90)が獲物を捕らえに行く瞬間みたい…すみません、相変わらずわけわからない私の頭の中(笑)。
こちらのSF90のホイールは、20インチのクローム仕上げ鍛造スポーツホイールでした。それにアルミニウム・ブレーキキャリパー。
SF90スパイダーでもエンジンルームが外から見える
エンジンルームは外からも見えるようになっていました。
今回驚いたのが、なんとこちらのSF90は、たとえSF90スパイダー(オープンカー)モデルであっても、このエンジンフード部分は変わらずこの中が見える形状のままなのだそうです。それって凄い!
この部分を透明で中が見えるようなデザインにしたまま、ボディをスパイダーモデルにしちゃうなんて。
ではでは、エンジンルームの中を拝見~。
エンジン搭載位置がめちゃめちゃ低い
まあいつもの通り、私が見ても実はあまり良くわかっていないのですが(笑)、でもなんだかエンジンがとってもとっても「下の方」に設置されていることはこの私でもわかるくらいでした。
本当に、めちゃめちゃ低い位置にエンジンが搭載されてる~。
エンジンルームのサイドにあるこのアナが開いているパーツは、カーボンにオプションで変更することも可能だそうです。
そして、この丸い穴をのぞいてみると…。
中に太いオレンジ色のケーブルが見えました。
高電圧用ケーブルはオレンジ色の外部被覆で識別できるようになっていなければいけない決まりがあるはずなので、ここに通っているこちらのケーブルがまさにそれなのかな。
エンジンフードの左上部あたりには、充電するポートがありました。
SF90はフル電気自動車というわけではないので、急速充電対応ではなく、いわゆる通常充電対応とのこと。
そしてちょうど左右反対側に位置するところである、エンジンフード右上部あたりには、ガソリン給油口。
この位置ってガソリンをぽとぽとボディに垂らしてしまいそうで怖い(丁寧な作業が出来ない私だけの問題?)。
こちらのおしり(リア)を眺めてみると、まず驚いたのがその「大きさ」でした。
「うわ~、大きい!めちゃめちゃ大きいですね、SF90!」なんて言っていたのですが、なんとこちらのSF90はフェラーリローマよりも小さかった…。
SF90の幅が1,972mmに対して、ローマの幅が1,974mm。
まあ、誤差といえば誤差なのですが、でも両車とも実車を目の前で見た感じからすると、SF90の方が圧倒的に大きく見えたのが不思議。
関連記事:フェラーリ・ローマに会ってきました~
あとは、これまたどうでも良いことかもしれませんが、リアにいるお馬さんの首部分が飛び出ていました。
何を言っているかというと、横から見るとこんな感じで首から上の部分がボディから浮いていて、頭部分が後ろから出ている支えによって、支えられているというか。
首、疲れそう…。支えられているから大丈夫なのかな^^
SF90トランクスペース
フロントに戻って、トランクを拝見。
少し浅めではあるものの、ちょっと前にランボルギーニ・ウラカンSTOのヘルメット1つしか入らないトランクを見たあとだったので「これだけスペースあれば十分!」なんて思ってしまいました。
もうたぶん感覚がおかしい(笑)。
トランク上部にもなにやら電気関係っぽい部分が見えています。
そう、これがフル・エレクトリック・フロントアクスル『RAC-e(電子コーナリング・セットアップ・レギュレータ)』と呼ばれるものだそうです。
電動走行での動力を供給し、かつ2基のフロントモーターが独立してトルクを制御してトルクベクタリングのコンセプトを拡張するシステムとのこと。
ん?RAC-eの中央にプレステのコントローラーついてる?…わけないですね、はい、ごめんなさい(笑)。
トランクリッドの裏側はカーボン~。
続いては、車内を見せて頂きます。
16インチのフルスクリーンのデジタルディスプレイ。そしてステアリング上で様々な操作をすることが可能。
色々な場面で表示されるスクリーン上のアニメーションなども、なんとも未来的でした。
今回、写真には撮れていませんが、ヘッドアップディスプレイも採用されているとのこと。
フェラーリ・ローマもそうでしたが、なんだか本当にどんどん色々な部分が未来的に。
なんだか今の時代辺りのモデルたちが、現時点でクラシックカーとカテゴライズされているモデルたちとはまた別に、さらに「今までのフェラーリ」と「これからのフェラーリ」にわかれて行く境目のような気がしました。
車の鍵(キー)の形は、こちらのSF90とローマから採用がされた「カード型」。
このセンターコンソール部分にぽいっと置くのかな…と思いきや。
すぽーん!
おおお。ぴったり。ここにカード型キーをぴったり置いておくことが出来る鍵置き場があるわけですね~^^
あまりに美しくはまりすぎているので、ついここに鍵を置いているということを忘れていかにも車内に鍵を置いたまま外に出てしまいそう^^
センターにあるディスプレイでは、様々なことをコントロールすることが出来るようです。
SP90 Stradaleのロゴは車内のこちら、助手席側だけれどセンター寄りに↓
こちらのSF90のシートは、フル電動のスペシャル・デザインシートとのこと。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、座席の後ろ部分のスペースはこのくらい↓
助手席に座って、振り向いてみて見えた景色がこちら↓
そして、最後の〆はやっぱりまた、誰も気にしていないであろう、ドアにいるスマイリーことニコちゃんチェック。
これこれ。うわ、ちょっと可愛くないですか??
SF90のニコちゃん、人っぽくなくてなんだかアヒルとかヒヨコっぽいというか、よくわからないけれど、なんだか可愛い~!!
ふふふふふ。
このドアのニコちゃん、たぶん本当に誰も気にしていないとは思うのですが、私のブログを見て下さっている方は、毎回新しい車が出てくるたびにドアのニコちゃんを強引に見せられているので、少しは気になり始めているでしょう??
…ないな(笑)?
とにかく!!SP90ストラダーレ、素敵でした。なんといっても、私はこのヘッドライト部分の下側に向けて、しゅっと切れ込んでいるところが好き。カッコイイな~。
フェラーリ SF90 スペック
あ、またしてもスペックとか何も書いていなかった。
こちらのSF90 ストラダーレのスペックは以下の通り:
- エンジン:4リッター V8ターボ
- 最大馬力(エンジン):780馬力@7,500rpm
- 最大トルク(エンジン):800Nm@6,000rpm
- 最大出力(モーター):220馬力
- 総合出力:1,000馬力
- 最高時速:340km
- 0-100㎞:2.5秒
電気だけを使っての航続距離は約25㎞とのこと。
ただ、回生ブレーキによって電力をためることも出来るので、普通に走行している時(電気Onlyではなく)にどのくらいの電力消費になるのかはわからないですね。
ピスタとウラカンEVO
最後、帰る前に車を出して頂いた時のことです。こんな2台が並びました。
め、め、めちゃくちゃカッコ良くないですか~???
フェラーリピスタと、ランボルギーニウラカンEVO、さらにはこの2台がちょうどコーンズさんの建物とロゴの色であるグレー&ブルーとマッチしているカラーになってて、まとまり感が凄い。
あまりの美しさに見惚れてしまう光景でした^^
コーンズ芝様、素敵なSF90を見せて頂きありがとうございました~!
(公式)フェラーリサイト:SF90ストラダーレ
(公式)フェラーリサイト:SF90スパイダー