ポルシェのモデルラインすべてが9.0以上のスコアを獲得
Car and Driver誌によるEditors’ Choice Award (エディターズチョイス賞)において、ポルシェが現在生産されているすべてのモデルライン(911、カイエン、マカン、パナメーラ、タイカン)が厳しい基準を満たして最高ランクを獲得されました。
Car and Driverの編集長いわく、このエディターズチョイス賞はポルシェのラインナップ全体にわたるパフォーマンスとドライバー中心の喜びを表彰するものであると言われています。

この賞はテストチームがほぼすべてのメーカーの新型車を運転し、厳格なベンチマークテストを実施することで決められているそうで、そんなアワードに12台ものポルシェが受賞されたというのはなんとも喜ばしいですね^^
以下がポルシェが受賞したそれぞれの部門とモデルたちとなります:
Luxury Sports Cars部門
Porsche 911 Carrera:ポルシェ911 カレラ
長所: ベンチマークとなるハンドリングとスピード。ほぼあらゆるニーズに応える幅広いモデル展開。ベースグレードのカレラでさえも非常に優れている。
短所: 上昇し続ける価格。デジタルメーターによってアナログの魅力が失われた点。マニュアルトランスミッションを選べる911はカレラTのみとなった。
結論: 60年以上にわたりそうであったように、911は時代に適応し続けながらも他のすべてのスポーツカーが比較対象とする「基準」であり続けている。

Porsche 911 GT3:ポルシェ911 GT3
長所: 獰猛な加速性能。レーシングカーさながらのハンドリング。フラット6エンジンが放つ心を奪うような官能的なサウンド。
短所: 硬めの乗り心地。目を見張るほど高額な価格設定。スーパーカー級の価格でありながら外観はスーパーカーではないない点。
結論: 911 GT3が誇る輝かしいレース参戦の歴史は公道とサーキットの両方に対応する二面性、卓越したドライビングダイナミクス、そして天から授かったかのようなエンジンによって現実のものとして体現されている。

Porsche 911 Turbo S:ポルシェ911 ターボS
長所: 驚異的に鋭い加速性能。ほぼ理想的といえる乗り心地とハンドリングバランス。ライバルとなるスーパーカーよりも実用性が高い。
短所: 人によってはデザインが控えめすぎると感じられる点。扱いに神経を使うブレーキ。911としては非常に高額な車両価格。
結論: ターボSは性能とラグジュアリーを比類なきレベルで融合させることで911の序列における最上位に近いポジションを堅持し続けている。

Mid-size Two-Row Luxury SUVs部門
Porsche Cayenne:カイエン
長所: スポーツカーを彷彿とさせるハンドリング。非常にパワフルなターボV8エンジン。広々とした室内空間と十分な荷室容量。
短所: 3列シートの設定がない点。あらゆる装備が追加料金となるポルシェの価格設定。
結論: カイエンはミッドサイズSUVにおけるポルシェそのものであり、卓越したパフォーマンスと目を見張るほどのコストを併せ持つ一台である。

Hybrid Mid-size Luxury SUVs部門
Porsche Cayenne E-Hybrid:カイエン Eハイブリッド
長所: 獰猛なパワーを誇るプラグインハイブリッドのパワートレイン。俊敏でスポーティなハンドリング。快適かつ質感の高い室内。
短所: 8速ATに洗練さを欠く部分がある点。フル装備時の価格が非常に高額になること。
結論: カイエンE-ハイブリッドはプラグインハイブリッドSUVでありながら、それでもなおポルシェが名高い刺激的なドライビングキャラクターを色濃く放っている。

Compact Luxury SUVs部門
Porsche Macan:マカン
長所: 一目でポルシェと分かるスタイリング。911より高い実用性。入念に仕上げられた俊敏なシャシーと優れたハンドリング。
短所: オプション価格が際限なく膨らみがちな点。インフォテインメントシステムが古く刷新が必要なこと。価格の割に内装の質感が物足りない点。
結論: ポルシェらしくないボディ形状でありながらマカンは現代的なパッケージの中にシュトゥットガルト流のスポーティさを確かに体現している。

Electric Compact Luxury SUVs部門
Porsche Macan Electric:マカン・エレクトリック
長所: 非の打ち所がないシャシーバランス。十分に実用的な航続距離。ガソリン版マカンの持つ生き生きとしたキャラクターをしっかり継承している点。
短所: 標準のマカンに比べて大幅に高い価格プレミアム。ガソリンモデルと比べて内装の華やかさに乏しい点。旧式に見えるインフォテインメントシステム。
結論: 実用性と効率性に優れるだけでなく、マカン エレクトリックは環境対応へ移行しても走る楽しさを決して犠牲にしない姿勢を貫いている。

Compact Performance SUVs部門
Porsche Macan GTS:マカンGTS
長所: メスのように正確なステアリング。切れ味鋭いツインターボV6エンジン。コンパクトSUVとして考え得る限り最大級の楽しさ。
短所: 荷室容量がライバルより劣る点。後席のヘッドルームが限られること。アップデートがないまま4年が経過している点。
結論: 圧倒的な速さとシャープなハンドリングを備えマカンはコンパクト・クロスオーバーにおけるパフォーマンスの頂点に位置している。

•Premium Sports Sedans部門
Porsche Panamera:パナメーラ
長所: 路面に吸い付くような卓越したハンドリング。驚くほど広々とした室内空間。常にスポーツカーのように走る準備ができている点。
短所: ラグジュアリーセダンとしては最も静かな部類ではない点。ポルシェらしくオプションを重ねると価格が大きく膨らむこと。
結論: ファミリー向けにも見えるシルエットを持ちながら、その実用的なプロポーションの奥には高性能スポーツカーとしての本質が確かに息づいている。

Panamera E-Hybrid:パナメーラEハイブリッド
長所: 力強く厚みのある加速性能。非の打ち所がない乗り心地。ポルシェらしい正確無比なハンドリング。
短所: ベース内装に高級感がやや欠ける点。ロードノイズが多めなこと。オプション価格が常識外れに高くなりがちな点。
結論: パナメーラE-ハイブリッドは高効率なファミリーカーと本格的なスポーツカーの狭間を見事なバランスで歩む一台である。

Premium Sports Sedans部門
Porsche Panamera Turbo E-Hybrid :パナメーラターボ Eハイブリッド/S Eハイブリッド
長所: アウトバーンを制圧するほどの圧倒的な速さ。スポーツカー並みのハンドリング。控えめなハッチバック風デザインの裏に、大容量トランクを備えている点。
短所: 新車価格が10万ドル台から始まる高額さ。デジタルディスプレイが多すぎる点。燃費性能を重視したハイブリッドではないこと。
結論: パナメーラ・ターボE-ハイブリッドは日常性と圧倒的な性能を高次元で両立する、二面性を持ったプラグインハイブリッド・スーパーセダンである。

Luxury Electric Cars部門
Porsche Taycan:タイカン
長所: 非の打ち所のないハンドリング。非常に優れたDC急速充電性能。常識を覆すほどの凄まじい加速。
短所: 高出力なライバルEVと比べると航続距離が短めな点。荷室容量が限られること。価格が上がり続けている点。
結論: タイカンは徹頭徹尾ポルシェであり電動セダンという枠組みの中、あるいはそれを超えて最も俊敏なハンドリングと強烈な加速、そして圧倒的なドライビング満足度を提供する存在である。

Station Wagons部門
Porsche Taycan Cross Turismo:タイカンクロスツーリスモ
長所: 炸裂するような加速性能。極めて優れたハンドリング。SUVだらけの市場において希少なステーションワゴンである点。
短所: タイカン セダンは数千ドル安く性能面で大きく劣るわけではない点。物理スイッチなど基本的な操作系がもう少し欲しい点。
結論: 稀有な存在であるタイカン・クロスツーリスモは、ワゴンというパッケージの中に飾り気のないスーパーカー級EVパフォーマンスを注ぎ込みそのすべてが愛おしい一台である。

出典:
◆(公式)Better by the dozen: Car and Driver announces Editors’ Choice awards for 12 Porsche models
◆2026 Editors' Choice: The Best New Cars, Trucks, SUVs, and Minivans
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