イタリアのコーヒーマシンメーカー、ラ・マルゾッコとポルシェのコラボレーション
2024年10月21日にイギリスはロンドンの高級会員制クラブであるSoho Farmhouseでのイベント、アメリカはロサンゼルスのポップアップカフェの立ち上げ、またその数日後には上海コーヒーフェスティバルで発表された商品がありました。
それがポルシェとイタリアのコーヒーメーカーであるラ・マルゾッコのコラボ・エスプレッソマシン、電動コーヒーグラインダーとエスプレッソ&カプチーノカップ。
エスプレッソメーカーは限定911台の販売です。
La Marzoccoとは
La MarzoccoとはGiuseppe氏とBruno Bambi氏が1927年にトスカーナ地方のフィレンツェで設立したメーカー。
1939年には業界標準となった初の水平ボイラー付きエスプレッソマシンを開発し特許を取得され、これがエスプレッソの革新の始まりとなったそう。1927年以来La Marzoccoは伝統への情熱と精密な職人技を大切にしながら最高の信頼性とデザインを追求。
すべてのマシンは顧客のために手作業で作られているとのこと。さらなる詳細はこちらで。
La Marzocco Linea Micra
今回ポルシェと発表されたエスプレッソマシンは『Linea Micra』というもので、これはコンパクトですぐに温まるので簡単な手順で完璧なエスプレッソが楽しめるマシンだそう。
2つのステンレス製ボイラーを持つデュアルボイラーモデルで、抽出温度とスチーム圧力を別々に管理、また多用途のポルタフィルタ(フィルターホルダー)でシングル・ダブル・ボトムレスの2種類のスパウト(ポルタフィルタに取り付けられたエスプレッソがカップに注がれるためのノズル部分)を簡単に切り替え可能。
給水タンクは2リットルで、水道に直接の接続も可能。内臓のスチームワンドでミルクの泡立ても簡単。
かつアプリを使えばONする時間設定やタイマー機能なども利用可能になるというマシンとのことです。
今回発表されたエスプレッソマシンは以下の2種類のデザイン:
- ポルシェのオリジナルカラーであるスレートグレーネオ
- マルティーニレーシングデザイン
マルティーニレーシングデザインは1973年にシチリア島で開催されたタルガフローリオ耐久レースでポルシェが優勝した911カレラRSRにインスピレーションを得ているとのこと。
ポルシェAGのブランドマネジメント&パートナーシップ担当ディレクターであるDeniz Keskin氏曰く
『ポルシェとラ・マルゾッコは共通の使命を持っている。それは独自のデザイン、品質、伝統を通じて卓越すること。私たちは細部へのこだわりで結ばれている。両ブランド共にこれらの品質を高く評価する強力な顧客基盤を通じて繁栄しており、これらそれぞれの顧客グループを今回のコラボにより結び付けたいと考えている』
どのあたりがポルシェからインスピレーションを得ているのか
さてでは、今回のエスプレッソマシンにおいていったいどのあたりがポルシェにインスピレーションを得ているのかというと…:
- スチームとお湯用のツイストハンドルがポルシェのドライブモードスイッチに似ている
- マグネット・ドリップトレイとカップウォーマーにポルシェ911 GT3ツーリングパッケージのカラーデザインを採用
- アナログ圧力ゲージはポルシェのスピードメーターを彷彿させる
- 回転ハンドルとポルタフィルタハンドルにはアルマイト加工されたアルミニウムを使用
- 六角ソケットネジは黒
Porsche x La Marzocco Linea Micraの価格
気になるお値段ですが、それぞれ以下の通り(どちらも税抜価格):
- エスプレッソマシン/マルティーニデザイン:6,949ドル (約105万円)
- エスプレッソマシン/スレートグレーネオデザイン:6,555ドル (約99万円)
- エスプレッソ電動グラインダー:1,840ドル (約28万円)
- エスプレッソカップ2個セット:90ドル (約1.35万円)
- カプチーノカップ2個セット:99ドル (約1.5万円)
なかなかのお値段がしますがポルシェに想いを寄せながらこちらのエスプレッソマシンでコーヒーを楽しまれてはいかがでしょうか^^?
いや、出来ればポルシェセンターとかに導入してもらって恩恵を受けたいというのが本音(笑)。なんて~。
出典:
◆(公式)Porsche presents a limited-edition espresso machine with La Marzocco
◆Driven by a Taste for Excellence – Porsche x La Marzocco