カレラSとカレラTの良いとこ取り
先日ポルシェから発表になった『ポルシェ911 S/T』。
こちらの説明などを色々と見ていた時に、ふと思った疑問が「それでS/Tって正しくは何の略なの?」ということ。
ポルシェに詳しい皆さまはもうこんなことは常識でおわかりなのかもしれませんが、私は何かしら確実にポルシェAGが出典となっている正しい情報を得られるまでは確信を持つことが出来ないので、今回もまた気になって調べてしまいました。
そして行き着いた結果が『ポルシェ911 S/TのS/TはカレラSとカレラTのSとT』ということでした^^
こちらの動画の中でポルシェのGTカー部門責任者のアンドレアス・プロイニンガー(Andreas Preuninger)氏がお話されています。
先日のポルシェ911 S/Tの発表時に、この車は1969年から911 Sのパフォーマンス重視の特別バージョンであった社内で「911 ST」と呼ばれていたモデルの子孫であるということは明言されていました。
つまりはその1969年から出されていたパフォーマンス重視なポルシェ911 Sのモデルがそもそも「カレラSの速さとカレラTの軽量でシンプル」なものを掛け合わせたものであったとのことで、その血統を受け継ぐ今回のポルシェ911 S/Tの『S/T』もやはり「カレラSとカレラT」のSとTから来ているものとのことでした。
納得。
カレラSとカレラTの間ではなくて、カレラSとカレラTの良いとこ取りというものです。
ここで言うカレラSは常に進化を続けるスポーツ性能を示す称号であるS(スポーツ)でありパフォーマンス重視という意味なので、今回のエンジンはGT3 RSからのもの。
ちなみに「これってもう911Rみたいなものなのじゃないの?」と動画でも突っ込まれていますが、一般的な意見としては「911Rの価値を下げない為にもポルシェは今回のS/Tを絶対に911Rとはしないだろうね」と見られているようです。
ポルシェ911 S/Tのコンフィギュレーターのバグ
せっかくなので911 S/Tのコンフィギュレーターも公開されたことからちょっと作ってみようかなと思ってコンフィギュレーターにもアクセスしてみました。
…ら、おおお。
ちょうど私がアクセスした時にはS/Tのコンフィギュレーターがちょっとバグっていて、いくつかのカラーを選択すると各所パーツが抜けている状態に(笑)。
なかなかこういう状態って普段は見ることが出来ないのでついシェアしてしまいます(笑)。
凄い、タイヤも抜けているのですがちゃんと奥が透過して見えてるし。
リアビューもやっぱり各箇所が抜けていました。
もうS/Tのコンフィギュレーションをするどころではなく、このバグを喜んで楽しんでしまいました(笑)。
いくつかのボディカラーは普通に表示されたのですが、いくつかのカラーだとバグるという状況。
内装もよく見てみると、マニュアルのシフトがなかったりバケットシートの中央が抜けていたりロゴがなかったり。
バグの出方も面白い。あ、楽しんでしまってすみません、PJ様(笑)。
あと1つ、前述の動画の中に出てきたドアカーテシライトがあったのですが、これがどうやったら選択できるのかがわかりませんでした。
ドアカーテシライト、普通にコンフィギュレーターで選択しようとするとこれしかありません↓
でも、動画内のヘリテージデザインパッケージのS/Tのカーテシライトはこうなっていたのです↓
ヘリテージデザインパッケージ(2,622,000円)を選択したら自動的に変わるのかな?とも思ったのですが、ぱっと見た感じではそんなことはなさそう。
ヘリテージデザインを選択したらついてくる内容は以下の通りで、カーテシライトについての記述はありませんでした:
エクステリア
- 専用外装色ショアブルーメタリック (他のカラーも選択可能)
- 60 Years 911 モータースポーツ ヘリテージデザインサイドデカール (ロリポップと「PORSCHE」ロゴ付き)と2桁までのお好きなゼッケン番号を選択可能。※ オプションで「PORSCHE」ロゴ デカールのみ、またはグラフィックの削除も可能
- 専用ホイール (セラミカ塗装仕上げ)
- ヒストリックポルシェクレスト付きデコレイティブホイールセンターキャップおよびボンネットクレスト
- 専用シルバー カラーグリル (フロントエプロン、ボンネット、およびリアリッド)
- 専用 “911 S/T” モデル バッジ (ゴールド)
- 専用 “PORSCHE” ロゴ (ゴールド)
- “60 years of the 911”のロゴが入ったブラックの専用インドアカーカバー
インテリア(抜粋)
- ツートーンエクステンデッドレザーアイテムを含むヘリテージデザインセミアリニンレザーインテリア (ブラック/コニャック)
- 専用デザインレザーシート
シート表皮はクラシックコニャックとブラックのレザーを使用しており、シートセンターはクラシックなコニャックのファブリックで、ブラックのピンストライプが施されています。 - 専用エクステンデッドレザー仕上げ:
ダッシュボードやステアリングコラムにブラック レザーを使用。助手席のカップホルダートリムやヒューズ ボックス カバー、中央のエア ベントルーバーにもクラシック コニャックのセミアニリンレザーを使用。 - クラシックコニャックセミアリニンレザーインテリアパッケージ
※その他の部分にはブラックレザーを使用しています - 1964 年モデルを彷彿とさせるヒストリックポルシェクレストが付いたステアリングホイールとエクステリアカラー塗装の車両キー
- ヘッドレストのヒストリックポルシェクレストエンボス
- 専用ヘリテージ デザインフロアマット
インテリアの記述が「抜粋」となっているので、ヘリテージデザインパッケージにするとこちらのカーテシライトも変わるのでしょうか?
わかりませんが気になった点の1つでした^^(どうでも良いと言えばどうでも良い(笑))。
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