徳島県の船窪つつじ公園での出来事
いきなり怪しげなスピリチュアル(?)なお話ですが、お時間ある方は聞いて下さい^^
誰かに聞いてもらいたくて!
先日、週末を使って四国・中国地方をドライブしていました、私。金曜夜から日曜夕方にかけて走行距離合計2,259.5キロ(やっぱりおバカなの?)。※土曜のお昼までは夫が一緒で、そのあとからは私1人。
そしてブログには書いていませんでしたが、少し前にはキャンピングカーで淡路島一周をしていたこともあり、この日四国へ抜けるために淡路島を走った時はなんとも懐かしく、前回の淡路島一周を思い出しながら走りました。
キャンピングカーで淡路島一周をした時、淡路島の「七福神めぐり」というものもやっていて、それぞれの七福神様たちが祀られている7つの寺社を巡拝していました。
その七福神巡りをした際に、7つのうち1番最初に訪れたのが大黒天様を祀られている八浄寺というお寺。
私、この時ちょっとこの大黒天様のお寺の駐車場で、とある「そそう」をしてしまったのです(私の名誉のために書いておくと、そそうと言ってもおもらししたとかではありませんから、念の為っ^^!!)。
大黒天様へ語りながら走る
「そそう」した問題については、その時点ですべてきちんと解決していたのですが、それでもこの週末にまた八浄寺の近くを通った時には思わず心の中で
「あの時は本当に申し訳ありませんでした、今でも深く反省しています」
という反省の気持ちと、前回そのあとにもすべて滞りなく物事が進み、無事大黒天様をスタートに七福神巡りを終えることが出来たことや、日々の様々なことへの感謝の気持ちを、大黒天様をはじめとした七福神様たちに伝えていました。
そんな風に大黒天様や七福神様たちを思いながら、ひたすら1人で淡路島を抜け徳島県へと走った目的地の1つが『船窪つつじ公園』という場所。
この場所へ行きつく為にはなかなかの峠道を上がっていかなければならず、その道は離合するのもかなり大変な細い道が続きます。
このぐねぐねした道がそれ↓
実際、途中で他の車と離合する際に車をぎりぎり端の方に寄せていたら、あまりに道が細すぎて左フロントのタイヤがガクッと溝に落ちる体験もしました。
怖かった~!!
なんとかバックすることで復帰できる程度でしたが、下手したら溝落としを決めて山の中で動けなくなるところでした。
でも、反対車線にいる方の車は崖っぷちみたいになっているところにいたのでそれ以上よけることも出来ず…この恐ろしく細い道を私がバックするしかない、みたいな過酷な状況。
はぁぁ、怖かった。
船窪つつじ公園がどこかわからない
あまりに緊張して走っていたので自分では全然写真が撮れておらず、Googleのストリートビューからの画像となりますが、最後の最後の峠道を抜けると…(↓ちなみにこれは駐車場手前のもうかなり開けたところです)
ついに「船窪つつじ公園駐車場」に到着。
でも、シーズンではない為に駐車場には誰もいなくて、このあとどこに行ったら公園なのかさっぱりわかりません。
駐車場をとりあえず進んでみると、ピンクの矢印の奥の方になんとか車で入れそうな道があったので「この先を行くとつつじ公園?」と思い、恐る恐るその道へ。
しかしながら、これがもう運命の分かれ道。
ここは入ってはいけないところだった~(涙涙)!!
そう、つつじ公園駐車場からつつじ公園に行くためには、峠道を上がりきったところで「鋭角なUターン」をしなければならなかったのです。
進んできてまっすぐ先に見えるのがピンク色の矢印の先の駐車場。そして本来、いくべき道は右の黄色い矢印の方↓
いや、そんなのわからないって!運転していたら、鋭角Uターンの小道なんて見えないし!
反対側から見るとこんな感じです↓
特に「ここでUターン」みたいな看板もなかったし(あとからよく見たら入口横には看板が出ていましたが気づけず)。
さらには公園に行く道も普通にめちゃめちゃ狭い山道です。
で、わからなかった私は唯一「道が見えた」この駐車場奥にあった黄色い道の方に入っていってしまったのです。
つつじ公園は赤い丸のところ。↓
写真など撮る余裕もなく、この道の状況をお見せすることが出来ないのが残念すぎますが、このとにかく「ここは入ってはダメでしょ」という林道に入り込んでしまったのです。
黄色で囲った中に見えてみる道のどこかしらかをさまよいました。もうGoogle先生の地図にも出てこない林道です。
これがもう本当に怖くって「ここ、進んでいいの?!」という道の連続。
でも一応カーブのところにはミラーがたっていたので、自分に「ミラーがあるということは車が通れるということだよね」と言い聞かせ進みます。
戻ればいいじゃない?と思われるかもしれませんが、戻るに戻れないのです、道が細いし、横は柵もなくいつでも落ちることが可能な状態、みたいな。Uターン出来ない。
「これ、夜に来ていたら本当に死を感じるな」と思える場所で、とにかく自分に「でもでも、真っ暗な夜ではなくて明るい時間に来ることが出来たのだから死なない、大丈夫」と言い聞かせながら進みました。進みたくないけど。
もう完全にてんぱってしまって、このまま進んで行き止まりだったらどうしよう…と本気で不安MAXになったその時です。
ほんの少しだけ道が開けた場所に出ました(といっても離合するためにちょっと膨らんでるくらい)。さらにはそこに1台のバイクが止まっていたのです。
※その時の状況に1番近いお写真をお借りしました。このような感じです(写真出典:童心に返るブログ様)
「バイク!誰かいる!」と思って、人を探そうとしたら、さらに道の奥の方からおじさんが1人歩いてこられました。
おじさんに「すみません!!この道って、車で進めますか?その先で大きな道に出られたりしますか??」と聞く私。
おじさん曰く「この先を進むとボロボロの滝があって、さらにいけば県道には出るけれど(道の状況はここまでの道と)同じ感じですよ」と。
そして「つつじの公園は駐車場に入ったところで鋭角にUターンする形で上る方にありますよ」と教えて下さいました。
「えええ、つつじ公園は今きた方なの?!」となり、進んでも戻っても同じような道状況とのことだったので、このバイクが止められている少しだけ離合できそうなスペースがあるところで、何度も切り返してUターンしました。
そして、おじさんにとにかく御礼を伝えてまたつつじ公園駐車場の方へとお戻ったのでした。
で。
ここからが思い起こせば不思議な体験。
このおじさんに出会ってから、つつじ公園駐車場に戻るまでの間は、とにかく運転に必死だったのですが、駐車場に戻ることが出来た時にはほっとしたと同時に
「あそこに奇跡的におじさんがいてくれて良かった。あのおじさんは私にとって神様だな」
と思って感謝、感謝、感謝。
そして自分で「あのおじさんは神様だな」とふと思ったことが引っかかったのですが、そう、この林道で出会ったおじさんは右側に釣り竿を持っていたのですよ。
「釣り竿?どこで釣りなんてするのかな?」とふと思ったのと、他には何も持っていなかったので「本当に釣り?」と思ったことも覚えています。
おじさんいわく「この先にボロボロの滝」がある、とのことだったのでその時は「ああ、お話されていた滝あたりで釣れるのかな?」と思っていたのですが、帰宅してから調べたところ、ぼろぼろの滝と言われていたのは「母衣暮露滝」というところ。
こちらの方のブログ(遺産、遺跡を求めて…)にお写真がありましたが、釣りが出来そうな感じはしません…し、地図を見るとそもそも(私がどこにいたのかもわかってはいませんが(笑))、おじさんと出会ったところから滝までは結構な距離がありそう。↓
もしおじさんがバイクで釣りに来ていたのなら、もっと先の滝に近い方までバイクで行かれていたかと思いますし、釣り竿以外に何も持っていらっしゃらなかったのも不思議でした。
ここで、ふと思ったのです。
何を?
もうおわかりの方もいらっしゃるかと思いますが、私が思うに、ここで出会ったおじさんは恵比寿様だったのではないか、と。
右手に釣り竿。まさに「神様と思ったけれど、本当に本当に恵比寿様だったのかも?!」と思っちゃいました。
釣り竿の持ち方も、よく見る恵比寿様の絵にある持ち方と同じ感じ。
なぜ恵比寿様?と考えたのですが、淡路島の七福神様たち(のお寺社)のうち、最もつつじ公園に近い位置にいらっしゃったのが恵比寿様なのです。
黄色の矢印が恵比寿様が祀られている萬福寺で、赤い矢印の●がつつじ公園。
おじさんと林道で出会った時、そこに人がいてくれたということが奇跡的で、本当に「おじさんは私にとっての神様だ~」と思ったわけですが、今となっては本当に神様だったのではないかと思っています^^
助けに来て下さったのだと思っています。
戻るか、先に進むか、どちらにもリスクがありそうで、先もわからずでGoogle先生のマップも出てこない、何のサインもない林道で完全に1人になった時に起きた、不思議に思える出来事だったのでした。
ちなみに最後、おじさんにさようならをする時にはおじさんが「つつじは先月くらいに全部散っちゃってるよ…」とも教えてくれました(笑)。
実際、たどりついたつつじ公園はすでに「緑色」。
それでも、安全にこの場にたどりつけたことで安堵の気持ちでいっぱいの私は、もうつつじが咲いていようがいまいが、すべての風景が美しく感じたのでした。
帰りの峠道は、行きは怖かったのにあの林道体験をしたあとなら「ああ、このくらいなら余裕」と思えるくらいになっていました。
でも、もう2度と自分の運転ではいきません(笑)!!
また今度、改めて七福神様たちに御礼参りの七福神巡り2巡目をしたいと思いました^^ …というわけで、私が体験した不思議な(?)出来事でしたが、聞いて頂けて嬉しいです。
ありがとうございました!