第3四半期末でも戦略目標を達成
つい先日、ワールドワイドでの2021年Q3ポルシェ販売台数が発表されたわけですが、続いてポルシェよりレポートが発表に。
世界的な半導体不足による困難があるにも関わらず、ポルシェは成功を収めたとのことで、その成功は2021年第3四半期末において15.5%の売上高利益率を達成したというもの。前年同期の売上高利益率は10.4%。
この数値はポルシェが世界で最も収益性の高い自動車メーカーの1つであるということを示しているとポルシェ。
2021年3月に開催されたポルシェのアニュアルリポート発表の場でも『2021年にも営業利益率15%という戦略目標を達成したいと考えている』と言われていたことから、しっかりとこの目標を達成されてきていることになります^^
2021年1月~9月までの9か月間で、売上高は19.1%増加の231億ユーロ(約3兆471億円)に。ちなみに前年同期は194億ユーロ。
この期間での営業利益は36億ユーロ(約4,749億円)で、前年同期は20億ユーロ。さらに詳細な数値で出されたのだと思われますが、この営業利益は前年同期比で78.4%増とのこと。
タイカンの好調な販売と徹底したコスト管理による好成績
この結果についてポルシェAGの財務&IT担当取締役のLutz Meschke氏は、この結果は世界中の人々を魅了するポルシェのフラッグシップモデルである911やタイカンによって起因されていると同時に、徹底したコスト管理を強化したことによると言われています。
この2021年1月~9月までの9か月間でのポルシェ販売台数(ワールドワイド)は、217,198台であり、前年同期比13%増だったことは先日発表されている通りで、その内訳としては特にフル電気自動車のタイカンが販売台数を伸ばしているという結果に。
タイカンだけで、この9か月で28,640台が販売されています(911はそれより少ない27,972台)。
残りの2021年内も、ポルシェはまだまだ続いている半導体不足問題に対して何かしら可能な限り多くの車両を完成させるためのあらゆる努力をするとされていると同時に、売上高利益率15%をキープという戦略目標に固執し出来る限りのことをしていくとのことです。
ネットキャッシュフローの増加
また、ポルシェはデジタル化や電動化への投資をしつづけているにも関わらず、ネットキャッシュフローは大幅に増加しているとのことで、2021年9月30日の時点でその額は29億ユーロ(約3,826億円)に。この金額は前年同期の17億ユーロから74.4%増となっています。
2021年9月30日時点でのポルシェの従業員数は36,663人。
お。右から読んでも左から読んでも「36663」だ!…あ、またどうでも良いコメントをすみません(笑)。ちなみに2020年末時点での従業員数は36,359人でした。
あと残すところ2021年ももうあと少し。
2021年度のアニュアルレポート発表の日もあっという間に来ちゃうんでしょうね。時間がたつのって本当に早い!
出典:(公式) Porsche maintains a return on sales of more than 15 per cent
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