中国向け Porsche 718 Spyder
先日、中国でのポルシェ20周年を記念したポルシェ911 ターボS記念モデル (Turbo S China 20th Anniversary Edition)の発表があったと同時に、同じく中国向けに新しく718スパイダーが発売されることも発表になっていました。
今回のこちらの記念モデルに私は特にそんなに興味を持たなかったので(ごめんなさい)、特にこのブログにもそのことを書いていませんでした。
しかしながら、ここ最近「ポルシェが718スパイダーの直列4気筒モデルを出すかも」という日本国内で流れている記事を目にして「え、そんな話は一体どこから出てきたの」と思ったので、つい書いちゃいます。
中国市場向けに発表された718スパイダーは、2リッターではありますが、あくまでも「水平対向4気筒エンジン」であり、直列ということはありません。
また、こちらの2リッターフラット4モデルの718スパイダーがニュルブルクリンクでテストされている姿が目撃されたことから
「中国にしか売らないなら、何もニュルでテストすることないよね」
という話になり、そこから
「これはきっと、今は中国向けだけと言われているけれど、この2リッターフラット4の718スパイダーは今後ヨーロッパ、アメリカ各地をはじめ世界的に展開されることになるのかもね」
という憶測を呼んでいました。
よって、今後この2.0フラット4エンジン(ターボ搭載)の718スパイダーが全世界展開で販売となる可能性はあるかもしれませんが、今のところポルシェが718スパイダーを直列4気筒で作っているというお話はないかと思います。
だからないのよ、そんな話!!(って、なぜ怒る(笑))
2L フラット4 ポルシェ 718スパイダー スペック
ちなみに今回中国で発売となった新しい718スパイダーのスペックは以下の通り:
2L Flat4 の718スパイダーは718を存続させるために必要
Mr.911であるフランクさんが以前語られた話によると、そもそも718に2リットルの4気筒モデルを作ったのは中国の若い女性をターゲットとした為とのことでした。
つまりはそこまで高い性能は必要なく、もっとお手軽に購入できて走らせることが出来るモデルを作り、ポルシェにとって巨大な市場である中国にて、このモデルが沢山売れることが必要であったのだと思います。
2リットルにしたのは、中国ではエンジンの排気量が2リットルを超えると課税される額が高額になるということが理由とされています。
そして、この2L 水平対向4気筒モデルが中国で販売好調となったことから、ポルシェとして今も718シリーズを継続することが出来たとまでも言われています。つまり、この2リットル4気筒バージョンの718は「(718継続の為の)販売戦略である」と。
今後、もしかしたらこの2Lフラット4の718スパイダーが全世界展開されるかもしれません。でもきっとそれは、今ポルシェに必要な販売戦略なのではないかと思います。
ほら、あの、色々お金かかるし…。 どうかな^^
とにかく!ポルシェが718スパイダーの直列4気筒モデルを作っているということはまずないかと思われます!!ぷんぷん。
出典:
◆(公式) ポルシェチャイナサイト
◆ Porsche Marks 20 Years In China With 911 Turbo S Anniversary Edition
◆ PORSCHE 718 SPYDER FOUR-CYLINDER – GOING TO EUROPE AND BEYOND?
◆ Porsche 718 Spyder Spied Testing With Four-Cylinder Engine
◆ Porsche Made a 2.0-Liter 718 Spyder For China and It's Very Pink