※ページ下の方に追記(アップデート)があります^^
テスラがニュルブルクリンクでモデルSのラップタイムを測る?
先週「テスラがタイカンに挑戦…したいけど、ニュルブルクリンクの予約し忘れちゃた?」ということを書きました。よろしければ、ここまでの経緯は以下ブログをご参照下さい↓。
さて、今回はこちらの話の続きです。海外メディアでも「で、いったいどーなるの」というのが話題になっています^^
まず、「来週(つまりは9月8日の週)にはニュルブルクリンクに、ラップタイム計測の為の走行枠が(テスラによって)予約されていないから、ラップ計測は無理」と言われていたわけですが、それでもイーロン・マスク氏が「来週モデルSがニュルブルクリンクに行く」と公言していたわけです。
目撃されたテスラにはミシュランパイロットスポーツカップ2R
そして実際、この週になってニュルブルクリンクの外にあるショップでテスラモデルSが目撃されました。
またこの目撃情報の書き方がなんともヒドイと思えるものなわけですが、思わず笑ってしまう…。
「Oh, gee, surprise, Tesla's planning to cheat to try and set a lap time at the Nurburgring. Cool, cool.」
つまりは「おーびっくり。ニュルブルクリンクでのラップタイム出すためにテスラがインチキしようとしてる。いーね」っていう感じ(笑)?
Oh, gee, surprise, Tesla's planning to cheat to try and set a lap time at the Nurburgring. Cool, cool. pic.twitter.com/CSyIDf1ih9
— Brian Gluckman (@bgluckman) 2019年9月10日
そう、目撃されたモデルSには、なにやらトランクリッドのところに透明なモノで細工がされており、またタイヤは、現在購入できるタイヤの中でも最も太くアグレッシブなタイヤの1つである『ミシュランパイロットスポーツカップ2R』に。
前回のブログにも書いた通り、テスラはニュルブルクリンクのインダストリー・プールで走るということにはなっているようですが、こちらも前述の通り、正式なラップタイム計測は禁じられています。なので、ラップ計測は無理でしょ…と思われていた矢先。
ついに巨額のお金か、力が動いた?!
そう!今回新たにRoad&Trackの人が得た情報によると、『ニュルブルクリンクが9月21日のスケジュールを変更する』とのこと。
すでにパブリックラップとリングタクシーラップの為にブッキングされていた30分枠が「空けられた」らしいのです。おおお。なにか凄い力とお金が動いた?
他にも9月18日にもタイムラップの可能性があるそうなのですが、こちらのセッションはプライベートではなさそうなので違うかも、とのこと。
その後、イーロンマスク氏も「今週(9/8の週)には、また準備が必要だからラップ計測はしないと思うよ」とツイートしていることから、今週ではない「9月21日に計測する」というのは、結構本当なのかもしれません??
元F1ドライバーのニコ氏も、今回のニュルブルクリンクのタイムセッションにドライバー申請されていないので、運転することは出来ないと言われていますが、そうはいっても彼はドイツの元F1チャンピオンであることから、ニュルブルクリンクのオフィシャルが彼が走ることに「目をつぶる」可能性があるともいわれています。
うーん、色々な動きがあって面白い^^
ただ、とにかく言われているのは、テスラはリアにつけられた細工や、ミシュランのカップ2Rタイヤを顧客には提供していないことから、その状態でのラップタイム計測してもダメなんじゃない?ということ。
ポルシェタイカンはプロトタイプの段階とはいえ、販売される車の状態で7:42のラップタイムを出しているのに対して、テスラは「ニュルブルクリンク・エディション」または「スーパースポーツバージョン」ともいえるモデルSでのタイムアタックするのか…な~んていう物議も。
テスラモデルS P100Dでニュルブルクリングのラップ計測?
他のソースによると、こちらが今回、新たに(強引に?)空けられた30分のプライベート走行枠でテスラがラップタイム計測するのではないかと言われている車両。
モデルS P100Dとのこと。これは762馬力と723ft-lbのトルクであり、ポルシェタイカンの750馬力と774ft-lbのトルクとほぼ一致するので、ラップタイムを競うにはちょうど良いスペックとのこと。
しかしながら、これはただのモデルS P100Dではないことが問題で、おそらくモーターとバッテリーの冷却を改善するために、下部グリルの開口部が拡大されているようで、また通常より太いタイヤを収容するために、各コーナーに微妙なフェンダーフレアがあるとのこと。
もちろん、リップスポイラーに、タイヤはミシュランパイロットスポーツカップ2Rタイヤ。
いや~、どうなるのでしょう。テスラのスタッフの皆さんは「もう、イーロンさん適当に気分でつぶやかないでよ!」って思っているのではないかと思います(笑)。
というわけで、またこの続きがわかったら追記したいと思います^^
★追記(2019.9.18)★
上記のモデルSとは違う個体ですが、テスラモデルSがニュルブルクリンクを走り、7:23のラップタイムを記録したとのこと。(タイカンのオフィシャルラップタイムは7:42)
しかしながら、このタイムは第3者が計測したものとなっており、オフィシャルな数値ではないので、あくまでも「非公式」。
今回走った車、やはり色々な強化がされているようです。タイヤについては、今まで言われていたミシュランではなく「グッドイヤーイーグルF1スーパースポーツRS」に変わっている模様。
まだまだ非公式タイムなので、今後どうなるかわかりませんが、まずは非公式タイム7:23が出された、ということで!!オフィシャルタイムが出てくるのか楽しみです。やはり濃厚なのは9月21日の計測のようです^^
出典:
◆Tesla Could Attempt a Nurburgring Lap Time on September 21st
◆This might be the Tesla Model S that will challenge the Porsche Taycan's Nurburgring time
◆Tesla Model S shows signs of beating Porsche Taycan's Nurburgring record